暗号資産取引所「TAOTAO(タオタオ)」とは?基本情報・特徴・メリットなどを解説
暗号資産取引所「TAOTAO(タオタオ)」の基本情報やサービスの概要、取り扱う仮想通貨・特徴・メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。
※TaoTaoは2021年12月1日に暗号資産取引所「SBI VCトレード」と合併しました。両社のサービスは2022年6月末に完全に一本化されることになっており、それまでは「SBI VCトレード(旧:TAOTAO)」としてサービスが提供されることになっています。
こちらから読む:TAOTAOの関連記事を新着順で確認「TAOTAO」関連ニュース
TAOTAO(タオタオ)とは
TAOTAO(タオタオ)とは、 2017年5月26日に設立された「TaoTao株式会社」が運営している日本の暗号資産取引所(関東財務局長 第00011号)です。暗号資産の「現物取引サービス」と「レバレッジ(証拠金)取引サービス」を提供している同社は2021年10月時点で合計5種類の暗号資産を取り扱っています。
TaoTao株式会社は元々「Zファンド1号投資事業有限責任組合(無限責任組合員 Zコーポレーション)」からの出資を受けて事業を展開していましたが、2020年10月7日には同社が発行している全ての株式が「SBIリクイディティ・マーケット株式会社(SBILM)」へと譲渡されたため、現在は"SBILMの完全子会社"として運営されています。
TAOTAOは取り扱っている暗号資産の種類はそれほど多くないものの、各種手数料が基本的に無料となっているため『手数料を気にせずにサービスを利用できる』というメリットがあります。また「PC版取引ツール」の機能も充実しているため、パソコンで本格的に暗号資産トレードとしたい方にも魅力的な取引所となっています。
取り扱う暗号資産
TAOTAO(タオタオ)が取り扱っている暗号資産は、現物取引サービスでは3通貨、レバレッジ取引では5通貨となっています(2021年10月時点)。
【現物取引サービス】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
【レバレッジ取引サービス】
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
サービスの種類・概要
暗号資産の現物取引サービス
暗号資産の現物取引サービスでは「BTC・ETH・XRP」の3銘柄を日本円との取引ペアで取引することができます。現物取引手数料は無料となっており、日本円や暗号資産の入出金手数料も無料となっているため、手数料を気にせずに手軽に取引を始めることができる点が魅力となっています。
TAOTAOは現在の損益状況などを一目で把握することができる「スマートフォン向けアプリ」も提供しており、アプリでもチャートを確認しながら簡単に取引することができるようになっているため、外出先でも手軽に暗号資産を売買することが可能です。
より高度な取引をしたい方向けに提供されている「PC版取引ツール」を使用すれば、取引画面をカスタマイズして高性能チャートを活用しながら取引に必要な情報を1画面で確認することができ、ストリーミング注文・指値注文・逆指値注文・OCOなどの注文機能も活用することができるため、より快適な環境で暗号資産をトレードすることができます。
【現物取引の取引ペア】
・BTC/JPY
・ETH/JPY
・XRP/JPY
暗号資産のレバレッジ取引サービス
暗号資産のレバレッジ取引サービスでは、証拠金を預けることによって「BTC・ETH・XRP・LTC・BCH」の5銘柄で預け入れた証拠金の最大2倍までの取引を行うことができます。
ただし、レバレッジ取引サービスでは証拠金維持率(*1)がロスカットラインとなる80%以下になった場合に、全ての未約定注文(現物取引も含む)は取消しされるとともに、未決済ポジションが強制的に決済されるという自動ロスカットが行われるため注意が必要です。
証拠金維持率の計算方法:{(純資産額-注文証拠金)÷(ポジション証拠金)}×100
「PC版取引ツール」を使用すれば「レバレッジ取引」と「現物取引」をスムーズに切り替えて取引することができ、「ストリーミング注文・指値注文・逆指値注文・OCO・IFD・IFO・FIFO・注文一括決済・クイック決済」などといった様々な注文方法を利用することができるため、快適な環境で取引することができます。なお、レバレッジ取引はスマートフォン向けアプリでも利用することができます。
【レバレッジ取引の取引ペア】
・BTC/JPY
・ETH/JPY
・XRP/JPY
・LTC/JPY
・BCH/JPY
各種手数料
口座管理手数料
項目 | 現物取引 | レバレッジ取引 |
口座開設手数料 | 無料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 | 無料 |
現物取引手数料
現物取引手数料 | 無料 |
レバレッジ取引手数料
レバレッジ取引手数料 | 無料 |
ロスカット手数料 | 無料 |
レバレッジ(建玉)手数料 | 建玉総量 x 0〜0.041% |
日本円の入出金手数料
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
暗号資産の入出庫手数料
暗号資産の入庫手数料 | 無料 |
暗号資産の出庫手数料 | 無料 |
TAOTAO(タオタオ)のメリット
各種手数料が無料
TAOTAO(タオタオ)は、現物取引・レバレッジ取引の取引手数料が共に無料となっており、日本円・暗号資産の入出金手数料も無料となっています。日本国内の暗号資産取引所では一般的に出金手数料として500円前後の手数料が請求されるため、出金手数料も無料である点はTAOTAOのメリットの一つであると言えるでしょう。
ただし各銘柄の売付価格と買付価格にはスプレッド(売買価格の差)があり、場合によってはこの価格差が大幅に開いていることもあるため、実際に注文する場合にはスプレッドに注意する必要があります。
レバレッジ取引が充実している
TAOTAO(タオタオ)は「レバレッジ取引サービス」が充実している取引所の一つであり、PC版取引ツールでは豊富な注文方法を利用することができるため、レバレッジ取引をメインに利用したい方には魅力的な取引所となっています。
取り扱う暗号資産の種類はそれほど多いわけではないものの、取引手数料・ロスカット手数料などが無料であるため、積極的に取引したい場合にも最適です。
TAOTAO(タオタオ)のデメリット
取り扱う暗号資産が少ない
TAOTAO(タオタオ)が「現物取引サービス」で取り扱っている暗号資産は2021年10月時点で「BTC・ETH・XRP」の3種類となっています。暗号資産を購入して外部ウォレットなどに移動したい場合には、現物取引で購入する必要があるため、LTCやBCHなどの暗号資産を外部サービスで利用したい場合には別の取引所を利用する必要があります。