暗号資産取引所「Coincheck(コインチェック)」は2021年8月31日に、同社のNFT事業でファッションブランド『TOMO KOIZUMI』とデジタルファッションハウス『Joyfa』との連携を開始したことを発表しました。
コインチェックは「TOMO KOIZUMI」のドレスコーディネートを「Joyfa」の協力のもとでデジタル化してCoincheck NFTで販売することや、発行されたNFTを仮想空間(メタバース)上で活用することなどを幅広く検討していくと説明しています。
TOMO KOIZUMI・Joyfaとの「NFT発行」を検討
Coincheck(コインチェック)は2021年8月31日に、同社のNFT事業でファッションブランド『TOMO KOIZUMI』とデジタルファッションハウス『Joyfa』との連携を開始したことを発表しました。なお、日本のファッションブランドがNFTに関する取り組みを表明するのは今回が初であるとされています。
TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)は、デザイナーの小泉智貴(こいずみ ともたか)氏が手がける日本のファッションブランドであり、主にコスチュームやウェデイングドレスのコレクションを展開しています。小泉智貴氏は2019年に毎日ファッション大賞選考委員特別賞を受賞している他、2020年にはLVMHプライズ優勝者の1人にも選ばれており、2021年の東京オリンピックでは開会式における国歌斉唱の衣装も担当しています。
Joyfa(ジョイファ)は、最先端のAI・CG技術を元にデジタル上に存在するファッション(デジタルファッション)を実際に着ているかのように写真上で表現するサービスを開発している企業であり、NFTの仕組みを導入することによって”より付加価値をもったデジタルファッションが発行できる環境作り”にも取り組んでいます。なお、同社は2021年8月にサービスのα版をローンチした後、2022年には正式版としてモバイルアプリをリリースすることも予定しています。
Coincheck・TOMO KOIZUMI・Joyfaの3社は今回の連携を通じて、「TOMO KOIZUMI」のドレスコーディネートを「Joyfa」の協力のもとデジタル化し、NFTマーケットプレイスである「Coincheck NFT」でNFTとして販売することを検討しています。また、発行されたNFTは仮想空間(メタバース)上で活用できるようにすることも検討されているとのことで、NFTの幅広い活用を検討していくと説明されています。
コインチェックは今回の連携について『昨今、デジタルファッションは、環境負荷が少なくサステナブルであることに加え、コロナ禍で広がるメタバース上で自分を表現するアイテムとして注目を集めている』と説明した上で『今回の取組みによってデジタルファッションにNFTを組み合わせることで、デジタルファッションの可能性を広げ、新たな顧客体験を提供していきたいと考えている』とコメントしています。
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