カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK(IOG)」は2021年9月1日に、シンガポール金融管理局(MAS)によって開催された「グローバル中央銀行デジタル通貨チャレンジ」と呼ばれる取り組みでIOHKの提案がファイナリストの1つとして選ばれたことを発表しました。
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グローバルCBDCチャレンジの「ファイナリスト」に選出
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の開発企業である「IOHK(IOG)」は2021年9月1日に、シンガポール金融管理局(MAS)によって開催された「グローバル中央銀行デジタル通貨チャレンジ」と呼ばれる取り組みでIOHKの提案がファイナリストの1つとして選ばれたことを発表しました。
オフライン取引の問題に対処するIOHKの提案が、シンガポール金融管理局(MAS)によって開催された「グローバル中央銀行デジタル通貨チャレンジ」の15のファイナリストの1つに選ばれたことを嬉しく思います!?詳細は以下の公式発表をご覧ください。?
「グローバル中央銀行デジタル通貨チャレンジ」は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の小売ソリューションを開発することなどを目的として開催された提案募集だとされており、参加者は「ハードウェアウォレット・デジタルID・資産トークン化ソリューション」などといった様々な技術的アプローチを通じてCBDC関連の12の問題に対処することが求められていると報告されています。
「ConsenSys・IMB・ソラミツ」などの企業も
この提案募集には50ヶ国以上から300以上の応募が行われたとのことですが、IOHKの提案はこの中から選ばれた15のファイナリストの1つに選ばれたとのことで、ファイナリストの中には「ConsenSys・IMB・ソラミツ」などの企業も含まれています。MASの公式発表では選ばれたファイナリストとして以下のような企業・団体が挙げられています(IOHKは”IOG Singapore Pte Ltd”として記載)。
- ANZ Banking Group Limited
- Bitt
- Citibank N.A., Singapore Branch
- cLabs, Inc.
- Consensys
- Extolabs LLC
- Giesecke+Devrient advance52 GmbH
- HSBC Bank (Singapore) Limited and HSBC Holdings plc
- IBM
- IDEMIA
- Criteo
- IOG Singapore Pte Ltd
- Soramitsu
- Standard Chartered Bank
- Xfers Pte. Ltd.
このファイナリストは、政策および技術の専門家や学会・政府間組織パートナーの代表者からなる独立した審査員団体によって選出されたとのことで、今回ファイナリストに選ばれた企業・団体は今後8週間に渡ってソリューションの開発・改良を行うことになると報告されています。
また、最終的に選ばれた3位までの勝者にはそれぞれ50,000シンガポールドル(約409万円)が送られることになるとも報告されており、ファイナリストは「シンガポールのデジタル通貨サンドボックスへのAPIアクセスが許可される」とも報じられています。
カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)は2021年9月12日にカルダノブロックチェーンにスマートコントラクトの機能を実装する大型アップグレード「Alonzo(アロンゾ)」のメインネット実装を控えており、ADA価格も過去数週間で大幅な上昇を続けているため、Cardano関連のニュースには世界的に注目が集まっています。
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