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暗号資産取引所「東京ハッシュ(Tokyo Hash)」とは?基本情報・特徴・メリットなどを解説


暗号資産OTC取引所「東京ハッシュ(Tokyo Hash)」の基本情報やサービスの概要、取り扱う仮想通貨・特徴・メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。

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東京ハッシュ(Tokyo Hash)とは

東京ハッシュ(Tokyo Hash)とは2018年2月に設立された東京都千代田区に本社を構える企業です。2021年6月18日に暗号資産交換業者(関東財務局長 第00027号)としての登録を完了した同社は、2021年9月13日に暗号資産OTC(相対取引)取引サービスの提供を開始しました。

一般的な暗号資産取引所は公式サイトやアプリを用いて自分で仮想通貨を売買できるサービスを提供していますが、東京ハッシュは「OTC(相対取引)による現物暗号資産の売買サービス」を提供しているため、利用者は電話や通話アプリで同社のオペレーターとコミュニケーションを取りながら注文できるようになっています。

また、東京ハッシュは大口取引に特化している点も特徴で、記事執筆時点における1注文あたりの最小注文数量は300万円相当、最大注文数量は5,000万円相当に設定されています。

取り扱う暗号資産

東京ハッシュ(Tokyo Hash)が取り扱う暗号資産は、2023年6月時点で以下の4種類となっています。

ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テゾス(XTZ)
コスモス(ATOM)

サービスの種類・概要

暗号資産取引サービス

暗号資産取引サービスでは、電話を通じて同社オペレーターとコミュニケーションを取りながら東京ハッシュが取り扱っているBTC・ETHの2銘柄を相対取引形式で売買することができます。

具体的な取引の流れとしては、受付時点の取引価格・売買金額・手数料額などの提示を受けた上で、同社の口座・ウォレットアドレスに日本円または暗号資産を入金し、最終価格の提示を受けて最終的な取引が完了する形となっています。

また、東京ハッシュは大口取引に特化しているため、記事執筆時点における1注文あたりの最小注文数量は300万円相当、最大注文数量は5,000万円相当となっています。

なお、東京ハッシュの注文受付時間は「祝日・年末年始(12月31日~1月3日)を除く月曜日〜金曜日の9時00分〜16時00分まで」となっており、土日祝日は取引を行うことができないため、注文のタイミングには注意を払う必要があります。

貸暗号資産サービス

貸暗号資産サービスは、自分が保有する仮想通貨を一定期間同社に貸し出すことによって、期間満了後に「貸し出した暗号資産と同量・同等の暗号資産」と「一定の料率で計算された貸借料」を受け取ることができるサービスです。

同サービスは2023年4月時点でBTC・ETH・XTZ・ATOMに対応しており、ユーザーが貸し出した暗号資産は同社の親会社にあたる「HASHKEY GROUP」に貸出されることになっています(※貸出可能な暗号資産は時期によって異なる)。

なお、年率については『貸暗号資産の個々の取引によって異なる』と説明されており、貸暗号資産サービスの概要については以下のように報告されています。

対象コイン BTC・ETH・XTZ・ATOM
貸出期間 最大100日
途中解約 無し
自動更新 無し
貸借料の支払い 暗号資産

各種手数料

暗号資産取引サービスの取引手数料

約定金額の5%+消費税

東京ハッシュ(Tokyo Hash)のメリット

300万円〜5,000万円の大口取引が可能

東京ハッシュは大口取引に特化した仮想通貨取引サービスを提供しているため、1注文あたり300万円〜5,000万円相当の売買を提示された一定価格で売買することができます(口座開設時の審査によって注文上限額が異なる場合あり)。

一般的な板取引サービスなどで数千万円規模の取引を行うと、約定価格が安定せずに予想外の金額で売買されてしまう可能性がありますが、東京ハッシュで売買すればそのようなリスクを避けて一定の価格で仮想通貨を売買することができます。

電話を用いた会話形式の取引

東京ハッシュは電話または通話アプリを用いた会話形式での取引サービスを提供しているため、経験豊富な同社のオペレーターとコミュニケーションを取りながら仮想通貨を売買することができます。

東京ハッシュ(Tokyo Hash)のデメリット

取り扱う仮想通貨の種類が少ない

東京ハッシュで取引可能な暗号資産は記事執筆時点でBTC・ETHの2銘柄のみとなっているため、その他のアルトコインなどを売買したい場合には別の暗号資産取引所を利用する必要があります。(※XTZ・ATOMは貸暗号資産のみの取扱い)

少額からの取引ができない

一般的な暗号資産取引所では500円など少額から仮想通貨を売買することができるようになっていますが、東京ハッシュは大口取引に特化した取引所となっているため、最低でも300万円規模の売買を行う必要があります。BTC・ETHの少額取引は日本国内の様々な暗号資産取引所で可能となっているため、少ない金額から投資を始めたい方は別の取引所を利用すると良いでしょう。

取引可能な時間帯に制限がある

多くの暗号資産取引サービスは「メンテナンス時間などを除く24時間365日いつでも取引できること」がメリットの1つとなっていますが、東京ハッシュは電話対応での取引形式を採用しているため、土日祝日・年末年始・平日の16時00分〜9時00分まで間は売買することができません。

仮想通貨価格は週末の夜に大きく変動することも多いため、東京ハッシュで仮想通貨を売買する際には取引のタイミングに注意を払う必要があります。

>>「東京ハッシュ」の公式サイトはこちら