シンボル(Symbol/XYM)は、日本でも人気の高かった「NEM(XEM)」の後継ブロックチェーンです。2021年3月にメインネットを稼働し、NEMの設計上の課題を解消したアーキテクチャを採用しています。ハーベスティング・マルチシグ・マルチアセットなど、企業・開発者向けのユースケースを想定した機能が特徴です。
本記事では、Symbolの仕組み・NEMとの違い・ハーベスティング(Harvesting)の概要・2026年の最新動向から、国内取引所での購入方法まで解説します。
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シンボル(Symbol/XYM)とは?
シンボル(Symbol)は、日本のコミュニティにもファンが多い「NEM(ネム)」プロジェクトが開発した次世代ブロックチェーンです。ネイティブトークンは「XYM(ジム)」と呼ばれ、旧チェーンNEM NIS1のネイティブトークン「XEM(ゼム)」とは異なるトークンです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブロックチェーン名 | Symbol |
| ネイティブトークン | XYM |
| 旧チェーン | NEM NIS1(XEM) |
| メインネット稼働 | 2021年3月 |
| コンセンサスアルゴリズム | PoS+(Proof of Stake Plus) |
| 開発元 | Symbol Platform(旧 NEM Group) |
| 公式サイト | symbolplatform.com |
NEMとSymbolの違い
「NEM」と「Symbol」は同じプロジェクトから生まれていますが、別々のブロックチェーンです。NEM NIS1(旧チェーン)は2015年に稼働し、XEMを発行しています。Symbolは2021年にNEM NIS1の課題を解消するために設計されたチェーンで、XYMを発行しています。
| 比較項目 | NEM NIS1 | Symbol |
|---|---|---|
| ネイティブトークン | XEM | XYM |
| 稼働開始 | 2015年 | 2021年3月 |
| コンセンサス | PoI(Proof of Importance) | PoS+(Proof of Stake Plus) |
| アグリゲートトランザクション | 非対応 | 対応(スマートコントラクト相当) |
| マルチアセット | モザイク(基本対応) | モザイク(拡張対応) |
| 現状 | 並行稼働中 | 後継メインチェーン |
2021年9月末に実施されたXEM→XYMのオプトインスワップは既に終了しています。現在、NEM NIS1とSymbolは別々のチェーンとして並行稼働を続けています。
Symbolの主な機能
ハーベスティング(Harvesting)
ハーベスティングは、Symbolにおけるブロック生成への参加報酬制度です。一定量のXYMをアカウントに保有することで、ブロック生成者として選ばれる確率が上がり、選ばれた際にXYMの報酬を受け取れます。イーサリアムのステーキングに近い制度ですが、XYMをロックアップする必要はなく、常に自由に移動できます。
ハーベスティングには「ローカルハーベスティング」と「委任ハーベスティング(Delegated Harvesting)」の2種類があります。委任ハーベスティングでは、専用の鍵をノードに委任することでPCを常時起動しなくても参加できます。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 参加条件 | 一定量のXYMをアカウントに保有(インポータンス閾値に依存) |
| 報酬 | ブロック生成時にXYMを獲得(ネットワーク状況により変動) |
| ロックアップ | 不要(XYMはいつでも移動可能) |
| 委任ハーベスティング | ノードに鍵を委任。PC常時起動不要 |
| ネットワーク確認 | Symbol Explorer(symbol.fyi) |
マルチシグアカウント
マルチシグ(多重署名)は、1つのアカウントに対して複数の署名者を設定し、指定した数以上の承認がなければ送金できないようにする機能です。企業の資産管理や高セキュリティが必要なウォレットの運用に適しています。
マルチアセット(モザイク)
Symbolでは「モザイク(Mosaic)」と呼ばれるカスタムトークンをブロックチェーン上で発行できます。企業が独自のデジタル資産・ポイント・証明書などを発行するユースケースに活用されています。供給量・転送可否・有効期限などをカスタマイズできます。
名前空間(Namespace)
名前空間は、ブロックチェーン上のアドレスやモザイクに「.comドメイン」のような可読性の高い名前を付ける機能です。「symbol.xym」のような名前でアドレスを識別できるため、送金ミスのリスクを低減できます。
アグリゲートトランザクション
アグリゲートトランザクションは、複数の取引を1つにまとめてアトミック(全成功または全失敗)に実行する機能です。スマートコントラクトに近い役割を果たし、エスクロー取引・DEX・条件付き送金などに応用できます。
XYMトークンの用途
XYMはSymbolネットワークの手数料通貨です。送金・モザイク発行・名前空間登録などのトランザクション手数料をXYMで支払います。また、ハーベスティングを通じてネットワークの維持に貢献するとXYMの報酬を受け取れます。
XYMの総供給量は約87億XYMです(当初配布分を含む)。供給の一部は、2021年のXEM保有者へのオプトインスワップを通じて配布されました。
Symbolの開発状況と2026年の動向
Symbolは現在、コミュニティ主導の開発体制で継続的な改善が進められています。主な動向は以下のとおりです。
- エンタープライズ採用:サプライチェーン管理・デジタル証明書・行政記録などへの応用事例が国内外で報告されています
- 公式ウォレット更新:デスクトップウォレット(GitHub)およびモバイルウォレットが継続してアップデートされています
- 国内取引所対応:国内の複数の暗号資産取引所がXYMの取り扱いを継続しており、日本語コミュニティの活動も活発です
- NEM NIS1との共存:旧チェーン(NEM NIS1/XEM)もコミュニティが維持を続けており、Symbolと並行して稼働しています
最新の開発情報はSymbol公式ドキュメントで確認できます。
XYMの購入方法(国内取引所)
シンボル(XYM)は複数の国内暗号資産取引所で取り扱われています。日本円から直接購入でき、本人確認(KYC)が完了した口座があればすぐに取引を開始できます。
購入の流れは以下のとおりです。
- 国内暗号資産取引所に口座を開設(本人確認書類が必要)
- 日本円を入金
- XYMを購入(販売所または取引所形式)
- 必要に応じてSymbol対応ウォレットへ送金(ハーベスティング参加の場合)
ウォレットは公式デスクトップウォレットまたはモバイルウォレット(iOS)が利用できます。
XYMを取り扱っている国内暗号資産取引所の例:
・bitbank(ビットバンク)
・BitTrade(ビットトレード)
よくある質問(FAQ)
- シンボル(Symbol)とNEM(ネム)の違いは何ですか?
- NEMとSymbolは同じプロジェクトから生まれた別々のブロックチェーンです。NEMは旧チェーン(トークン:XEM)、Symbolは2021年に稼働した後継チェーン(トークン:XYM)です。コンセンサスアルゴリズムや機能が大幅に改善されており、アグリゲートトランザクションやマルチアセット機能が強化されています。
- ハーベスティングとは何ですか?
- ハーベスティングはSymbolのブロック生成参加報酬制度です。一定量のXYMをアカウントに保有することで、ブロック生成者として選ばれる確率が上がり、選ばれた際にXYMの報酬を受け取れます。XYMをロックアップする必要はなく、委任ハーベスティングを使えばPCを常時起動しなくても参加できます。
- XYMはXEMと交換できますか?
- XEM→XYMのオプトインスワップは2021年9月末に終了しています。現在は公式の交換手段はなく、XEMとXYMは別々に市場で取引されています。XYMを取得するには国内の暗号資産取引所で購入するか、ハーベスティング報酬として獲得する方法があります。
- XYMはどのウォレットで保管できますか?
- XYMはSymbol公式のデスクトップウォレット(Windows/Mac/Linux対応)またはモバイルウォレット(iOS/Android)で保管できます。公式ウォレットはGitHubから最新版を入手でき、ハーベスティングの委任設定もウォレット内から行えます。国内取引所の口座でも保管できますが、ハーベスティングへの参加には自己管理ウォレットが必要です。
- Symbol(XYM)に対応している国内取引所はどこですか?
- XYMは複数の国内暗号資産取引所で取り扱われています。各取引所の最新の取扱状況は取引所の公式サイトで確認してください。本記事内の関連リンクからXYM対応取引所の一覧を確認できます。
- Symbolのトランザクション手数料はどのくらいですか?
- Symbolのトランザクション手数料はXYMで支払われ、トランザクションの種類や複雑さによって異なります。通常の送金では少量のXYMで取引でき、詳細な手数料は公式ドキュメントで確認できます。
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