スイスのデジタル資産銀行である「SEBA Bank」は2021年10月13日に、暗号資産を保有することによって利回りを得ることができる機関投資家向けソリューション「SEBA Earn」を立ち上げたことを発表しました。このサービスが開始されることによって、ユーザーはカルダノ(ADA)・ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)などから利回りを得ることができるようになると報告されています。
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機関投資家向けソリューション「SEBA Earn」立ち上げ
スイスのデジタル資産銀行である「SEBA Bank」は2021年10月13日に、暗号資産を保有することによって利回りを得ることができる機関投資家向けソリューション「SEBA Earn」を立ち上げたことを発表しました。
「SEBA Earn」は分散型金融(Defi)・ステーキング・レンディング(借入・貸出)などに対する機関投資家の需要に応えるために立ち上げられたとのことで、このサービスによって機関投資家や個人は以下のような仮想通貨から利回りを得ることが可能になり、今後数ヶ月以内にはさらに多くのプロトコルがサポートされる予定だと説明されています。
・カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)
・ポルカドット(Polkadot/DOT)
・テゾス(Tezos/XTZ)
具体的には、投資家は「集中型の暗号資産貸出サービス・ステーキング・分散型金融」などから利回りを得ることができるようになるとのとことで、ビットコインやイーサリアムを「SEBA Bank」に直接貸与して利回りを得ることもできると説明されています。
「SEBA Bank」のCEOであるGuido Buehler(グイド・ビューラー)氏は「SEBA Earn」のリリースについて次のようにコメントしています。
機関投資家のデジタル資産への関心が高まり続けている中で、投資家が求める暗号資産関連サービスは拡大してきており、ステーキング・レンディング・分散型金融などへの関心は特に高まっています。
「SEBA Earn」は、プロの投資家や機関投資家にデジタル資産を安全に運用するための柔軟なプラットフォームと、信頼できる規制対象のプロバイダーを提供します。
イノベーションは「SEBA Bank」の理念の中核を成すものです。急速に進化するデジタル資産業界に対応するために必要な最先端の技術をお客様に提供することで、業界をリードするイノベーションを発揮できることを嬉しく思います。
「SEBA Bank」は2019年8月にスイスの規制当局から銀行と証券会社のライセンスを取得したデジタル資産銀行であり、今年9月には機関投資家向けのカストディサービスを提供するためのライセンスである「CISA」をスイスの規制当局から付与されているため、同銀行のサービスは今後も需要が高まっていくと期待されています。