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AmazonがConsenSysと提携しシンプルなブロックチェーンプラットフォームを提供

Amazon Web Services(アマゾンウェブサービス/AWS)は、ConsenSys(コンセンシス)と提携を結び、ブロックチェーンクラウドプラットフォームであるKaleido(カレイド)を提供することを発表しました。

ブロックチェーンプラットフォーム『Kaleido(カレイド)』

Kaleido(カレイド)は、ブロックチェーンビジネス向けのクラウドサービスです。

このクラウドサービスは、企業やユーザーが膨大な専門的な知識を学ぶことなくブロックチェーンを利用するための『簡単なパーツ』を提供することを目指しています。

このサービスを利用する企業は、専門的な知識をゼロから学ぶ必要なくイーサリアム(ETH)ブロックチェーンに基づいたブロックチェーンプラットフォームを構築および管理できいます。

ConsenSysのジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)氏は、ニューヨークでこのプロジェクトを発表しました。

「企業向けのWeb3を根本的にシンプルに作りましょう。Kaleidoを通じてあなたと会えるのを楽しみにしています。」

ルービン氏は、このAmazonの動きが「会社をブロックチェーンソリューションにする完全なスタック方法だ」とCNBCに語っています。

Kaleido(カレイド)の概要

Kaleidoは既にAWSの市場にリリースされています。AWSで紹介されている製品の概要は次のような内容となっています。

Kaleidoは、安全なプライベート・チェーンの展開と運用を根本的に簡素化する、オールインワンのエンタープライズSaaSプラットフォームです。

このブロックチェーンソリューションは、実験やPoC(proof-of-concept)の試験的な運用や生産までの行程を加速するように設計されているとのことです。

クライアントは、イーサリアムプロトコルパッケージGeth/Quorumから選択することができ、RAFT/IBFT/POAなどのコンセンサスアルゴリズムを切り替えることができます。

イーサリアムブロックチェーンアプリプラットフォームで最も人気のあるクライアントであるGeth/Quorumは、JPモルガン・チェースによって開発されたethereumのエンタープライズ版です。

コンソーシアムジャーニー

Kaleidoはスクリプトやテンプレートを加速する以外にも、実験やPoCからパイロットや生産に至るコンソーシアム全体の旅を加速するように設計されています。コンセプトからコンソーシアムまで数分で移行します。

SIMPLICITY

サービスは、単純なオンボーディング、分散プロキシオペレータモデル、および統合されたブロックエクスプローラおよび分析を提供します。AWSアカウントをリンクし、プライベートリンクなどの統合サービスを有効にすることで、他の一般的なAWSサービスにシームレスかつ安全に接続できます。

柔軟性

Kaleidoは現在、EthereumプロトコルパッケージGethとQuorumの間、およびRAFT、IBFT、POAなどのコンセンサスアルゴリズムの中から選択肢を提供しています。Ethereumメインネットへの統合状態リレーまたはトランザクションアンカーリングのためのテストネットを介して、パブリックブロックチェーンレベルのセキュリティでプライベートチェーンを強化します。

ガバナンス

複数の関係者がネットワークを一緒に管理できない限り、分散ネットワークは本当に配布されません。Kaleidos統合ツールは、ネットワークの集団的ガバナンスのために設計されています。

無料トライアル

Kaleidoは現在無償でアクセスしています。

関係者からのコメント

Kaleidoの創設者の一人であるSteve Cerveny氏はCNBCに対して次のように述べています。

「彼らは自分たちのシナリオに集中することができ、暗号化技術の博士号を取得する必要もありません。私たちは会社にブロックチェーンを構築するためのシンプルなプラットフォームを提供します。」

AWSは4月にイーサリアム(ETH)とHyperledger Fabricのブロックチェーンフレームワークをリリースしました。

ユーザーは独自のブロックチェーンに対応した分散型アプリケーション(DApps)を構築および管理できます。

昨年、アマゾンの創業者であるJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏の申立てでは、暗号通貨を電子商取引プラットフォームの支払い形態として受け入れるよう要求していましたが、同社はこのオプションを利用可能にしていません。

Kaleido(カレイド)の詳細はこちらからどうぞ
>aws.amazon.com