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FTX Japan:顧客資産「年内の出金再開」に向けて準備=報道


暗号資産取引所「FTX Japan」が、顧客資産の出金を年内に再開することを目指して準備を進めていることが「日本経済新聞」の報道で明らかになりました。FTX Japanは現在、顧客が資産を引き出すことができるようにするための独自システムを開発しているとのことです。

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出金再開のための独自システムを開発

FTXが経営破綻したことによって子会社である「FTX Japan」では顧客が資産を出金できない状態となっていますが、日本経済新聞が2022年11月21日に報じた内容によると、FTX Japanの幹部は取材に応じた際に現在出金が停止されている日本顧客の資産について、年内の出金再開に向けて準備を進めていることを明らかにしたと報告されています。

FTX JapanはFTXグループが破産法適用を申請した直後は日本円の出金を通常通り処理していたものの、その後は「ログインができない、画面が正常に表示されない、出金・出庫が停止している、問合せができない」など機能全般が停止していることが報告されていました。

出金ができない理由については『停止している親会社と同じシステムとなっているため』と説明されており、現在は日本法人として顧客が資産を引き出すことができるようにするための独自システムを開発しているとされています。

なお、FTX Japanは2022年11月14日に顧客資産の管理状況の詳細を公開し、ユーザーから預かっている資産について「暗号資産は同社のコールドウォレットで、法定通貨は日本の信託口座で分別管理を行なっている」と説明を行なっていました。

また、2022年11月21日には顧客資産管理状況に関する最新の状況についても発表が行われており、暗号資産と法定通貨の両方で余剰資金が確保されていることが改めて説明されています。

日本法人では顧客資産の海外流出などは確認されていないとされていますが、FTXは19日に一部事業の売却手続きを開始したことを発表、日本法人の売却が検討される見通しであることも報告されているため、今後の動向には注目が集まっています。

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