シンボル(Symbol/XYM)やネム(NEM/XEM)をブロックチェーン活用したNFT関連サービスを提供する「株式会社NFTDrive」は2023年4月17日に「クラウドファンディングで目標金額の150%を達成し、2023年3月13日に株式会社NFTDriveを設立したこと」を発表しました。
同社の代表取締役を務める中島理男氏は、元々ブロックチェーンコミュニティの中でブロックチェーンを有効活用するツール類の開発を行っていましたが、今回はコミュニティからの応援を受けて「株式会社NFTDrive」を起業したことが報告されています。
NFTDriveの基盤技術「Symbol」とは?
Symbol/NEM活用のNFT関連サービスを提供
株式会社NFTDrive(本社:京都府京都市)は、パブリックブロックチェーンであるシンボル(Symbol/XYM)やネム(NEM/XEM)を活用したNFT関連のサービスを提供する会社であり、ブロックチェーン上にデジタルデータを保存するためのツールを提供することによって、データの永続性に価値が認められる学術・研究分野や産業分野のパイオニアとなることを目指しています。
具体的には、誰でも簡単に”フルオンチェーンNFT”を生成することができるツール『NFTDrive』がメインサービスとして提供されており、提供サービスの内容としては以下の5点が挙げられています。
- フルオンチェーンNFTの発行サービス
- 発行したフルオンチェーンNFTのプレビューサービス
- ジェネラティブフルオンチェーンNFTのツール提供・企画・運用支援サービス
- NFT交換用の専用ウォレットの開発
- ブロックチェーンの技術コンサルティング
フルオンチェーンNFTとは、トークンとデジタルデータを紐づけた状態で全てのデータをブロックチェーン上に保存するNFTのことであり、真贋証明をしつつ永続性を追求したデータの保存方法として非常に合理的な手段となっています。
NFTDriveの特徴
NFTDriveは、パブリックブロックチェーンのSymbol/NEMをNFTの保存先として活用しているサービスであり、特許出願済みの技術でもある「NFT生成時の作業用アドレスの秘密鍵を破棄した状態でNFTを自動生成する仕組み」が大きな特徴の1つとなっています。
このような仕組みを採用することによって、NFT事業者側は秘密鍵を管理する必要性がなくなるだけでなく、”たとえNFT事業者であろうと誰にも改竄することができない”という強固なセキュリティを維持することができるようになっています。
また、トークンとデジタルデータの両方をブロックチェーン上に保存することによって、真贋証明をしつつ永続性を極限まで追及した状態でフルオンチェーンNFTを生成することが可能となっているため、デジタルアートのような代表的なNFTだけでなく、公文書や学術・研究分野などでも応用することができます。
なお、NFTDriveの技術はすでに複数の分野で活用されており、最近ではSymbolのブロックチェーン上で発行される食品のレシピデータと味覚データを記録・トークン化したNFTである『フードNFT』なども展開されています。
Symbol(XYM)は日本国内で人気の暗号資産・ブロックチェーンの1つであり、コミュニティ内でも積極的に技術活用や活動が行われているため、今後の更なる技術活用には期待が高まっています。NFTDriveの詳細や活用事例などは「NFTDriveの公式サイト」で確認することができます。
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