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世界初!仮想通貨アートオークション開催|Andy Warhol氏の作品出展

ブロックチェーンプラットフォームであるMaecenas(マエケナス)は、世界初の『仮想通貨アートオークション』を開催することをは6月7日に発表しました。このイベントは仮想通貨決済に対応したイギリスのアートギャラリーである『Dadiani Syndicate(ダディアーニ・シンジケート)』で6月20日に開催され、ミスター・ポップアートの異名を取るAndy Warhol(アンディ・ウォーホル)氏の作品が販売されます。

マエケナス(Maecenas/ART)とは?

マエケナス(Maecenas/ART)は、仲介者を介さずに芸術作品を用いて投資を行う非中央集権型の投資方法です。

従来の芸術作品は高額なものほど閉鎖的な市場となっており、仲介業者が利益を得るために非常に不利な条件の取引が行われることが一般的でした。

しかし仮想通貨を利用することでブロックチェーンの特性を活かすことができるため、透明性や流動性の高いプラットフォームが形成できるようになり、その結果としてすべての人が利用できる環境が整いました。

ユーザーはMaecenasのプラットフォームを使用することで芸術作品に裏付けされた流動性のあるポートフォリオを構築し、管理することができます。これにより、作品の現物に投資する際にかかる諸費用を削減することができます。

世界初の『仮想通貨アートオークション』

世界初となる『仮想通貨アートオークション』は、フィンテック(Fintach)に積極的に取り組んでいる英国の美術ギャラリーである『Dadiani Syndicate(ダディアーニ・シンジケート)』で6月20日に開催されます。

出品されるのは、ポップアートを世界中に広め”ミスター・ポップアート”とも呼ばれ、マリリン・モンローのイラストなどで有名なAndy Warhol(アンディ・ウォーホル)氏の『12分儀の電気椅子』という作品の部分的な所有権が販売されることになっています。

Andy Warhol氏の作品として有名なマリリン・モンローの絵画(albatro.jpから)

販売される『12分儀の電気椅子』という作品の推定総額は560万ドル(約6億1,329万円)となっており、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、ARTトークンを使用して支払うことができます。

『12分儀の電気椅子』はウォーホル氏の1980年の「リヴァーサル」シリーズの1つです。

今回はその所有権の49%が売り出されることになっているため、希望者はマエケナスのブロックチェーンプラットフォームで部分的な所有権のデジタル証明書を購入することができます。

プレスリリースによると、イーサリアムブロックチェーンで実行されるスマートコントラクトがウォーホル作品の最終的な価格を決定することになっていますが、マエケナスは最低競売価格を400万ドル(約4億3,807万円)に設定しており、すべての購入希望者に本人確認(KYC)とマネーロンダリング対策(AML)のチェックを求めています。

仮想通貨決済対応のダディアーニ美術館

ダディアーニ美術館は2017年に仮想通貨決済を受け入れ始めました。
その中でも高級品のマーケットプレイスとして運営されているダディアーニ・シンジケートは、ビットコインやイーサリアムの他にライトコイン(LTC)も決済手段として認めています。

ブロックチェーン技術は、作品の証明や著作権、所有権、査定、真贋などの検証という問題を解決するために、これまでにもその他のアート市場でも採用されています。

ダディアーニ・シンジケートでのイベントでは、仮想通貨は作品を購入するだけでなく、その要素としても組み込まれて使用されているとのことで、一連の絵には秘密鍵が2個含まれており、内部には隠された9,000ドル(約98万円)相当のデジタルウォレットが存在しているとも報じられています。

(引用:coinidol.com