バイナンスが従業員の一時解雇を開始?
暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)が、一部従業員の一時解雇(レイオフ)を開始したことが複数の報道で明らかになりました。
バイナンスに関しては今年3月の報道で『BINANCEはレイオフを計画しておらず、6月末までに500人分の新たな人員を採用する予定』とも報じられていましたが、「Wu Blockchain」は5月31日のツイートで”複数の情報筋の話”として『BINANCEは人員削減を開始した』と報告しています。
スクープ:Wu Blockchainが確認した複数の情報筋によると、バイナンスはレイオフを開始したが、その割合はまだ不明であるとのことです。
バイナンスの従業員総数は約8,000人で、6月のレイオフ率は約20%との噂があります。バイナンスは報道時点でこれについて回答していません。
人員削減ではなく「各役割の再評価」と説明
しかし、BINANCEの広報担当者は今回のレイオフについて『これは人員削減ではなく、重要な役割に適切な人材と専門知識を充てられているかを再評価するためのものだ』と説明しているとのことで、今後も数百ほどある空きポジションに新たな人材を充てる予定であることも説明されています。
また、このような人員整理は「ユーザーや規制当局からの要求に適切に対応するために、特定の製品や事業部門を見直し、リソースを適切に割り当てる」という目的もあると伝えられています。
BINANCEは5月13日に「カナダ市場からの撤退」を発表しており、5月26日には「Binance.comにおける日本居住者向けサービスを終了すること」を発表しているため、このような複数の決定もレイオフの理由になっている可能性があると考えられます。
続報:CZ氏は「レイオフの噂はFUD」を説明
BINANCEのCEOであるチャンポン・ジャオ(CZ)氏は2023年6月1日に、今回報じられた「レイオフ」の噂について『FUDである』と説明するツイートを投稿しました。
CZ氏は今回のツイートでBINANCEが「bottom out」と呼ばれるプログラムを実施していることを報告しており、『私たちは常に会社に適さない人々に別れを告げているが、”何%の人を解雇しなければならない”といった決まりはない』と説明を行っています。
またFUDが広まっています。レイオフの噂についてです。
BINANCEには「bottom out」というプログラムがあります(おそらく名前を変えたほうが良いでしょう)。私たちは常に、会社に適さない人々と別れを告げています。彼らの中には素晴らしい人材や優秀なパフォーマーもいますが、私たちの独特な文化や状況に合わないことがあります。例えば、在宅勤務はすべての人に向いているわけではありません。
このプログラムは絶え間なく行われています。私は週単位でこれを推進しています。「何%の人を追い出さなければならない」というようなことはありません。また毎週、サーバー・飛行機・食事などのコスト削減も推進しています。これが理由かもしれません…?
バイナンスは設立4か月目から常に黒字を維持しています。バイナンスは2017年10月以降、2度の仮想通貨の冬を経ても日次・週次・月次で収益性を維持してきました。
私たちは常に人材密度を高める努力を行っています。パフォーマンス管理も行っています。そして、今も採用活動を続けています。