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米FRB:即時決済システム「FedNow」の利用組織57社を発表

57社が「FedNow」の稼働準備を完了

連邦準備制度理事会(FRB)は2023年6月29日に、7月下旬にサービス開始が予定されている即時決済システム「FedNow」の利用資格を57社が取得したことを発表しました。

FedNowは、連邦準備銀行が開発する即時決済サービスであり、24時間365日リアルタイムで送金を行うことができる新しい決済システムとして以前から注目を集めています。

公式発表によると、現在は金融機関やサービスプロバイダーを含む合計57の組織が「FedNow」の正式なテストを完了しているとのことで、これらの組織の多くはFedNowのサービス開始直後に稼働する準備ができていると報告されています。

FedNowの利用資格を取得した企業の中には「JPモルガン・チェース、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、USバンコープ、ウェルズ・ファーゴ」などが含まれており、FedNowの認証を完了した組織としては以下のような組織が挙げられています。

【関係者】

【サービスプロバイダー】

FedNowは「口座間送金・支払い要求・請求書の支払い」などといった様々な用途をサポートすることを予定しているとのことで、正式なサービス開始によって迅速な送金や決済を24時間365日行うことが可能になると期待されています。

しかしながら、FedNowや中央銀行デジタル通貨(CBDC)などに対しては「お金に関するプライバシーが失われる」と批判する意見も多数出ており、一部の州では”CBDC禁止法案“も可決されています。

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