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イーサリアム(ETH)の新テストネット「Holesky」ローンチ後に問題発生

1週間後のネットワーク再起動を予定

イーサリアム(Ethereum/ETH)で2023年9月15日にローンチされた新たなテストネット「Holesky」でローンチ後に問題が発生し、1週間後の再起動が決定されたことが明らかになりました。

ホルスキー(Holesky)は、イーサリアムのテストネットである「Sepolia」や「Goerli」で発生していた問題に対処して、より良いテスト環境を実現するために開発された新たなテストネットとなっています。

SepoliaやGoerliでは「ガス代用のトークンが少数の団体に独占されている」という問題が発生していたため、Holeskyではテストネットで流通する「Holesky ETH(HETH)」と呼ばれるトークンをメインネットの10倍に相当する”16億枚”発行する仕組みが採用されています。

Holeskyは2023年9月15日にローンチされる予定となっていましたが、設定ミスによる問題で正常にローンチすることができなったとのことで、2023年9月16日には「開発者らが1週間後にネットワークを再起動することで合意した」ということが報告されています。

Holeskyのローンチに関する最新情報!

ExtraDataフィールドの設定ミス(実行レイヤーの設定には適用されるが、合意形成レイヤーの設定には適用されない)により、Holeskyは正常に開始されませんでした。

EFのDevOpsチームとクライアントチームは、1週間後に再機動することで合意に達しました。

Holeskyのネットワーク立ち上げの正確な時期はまだ確定していないものの、2023年9月16日から2週間以内にネットワークが立ち上げられる可能性が高いとも報告されています。

なお、Goerliテストネットはまだ稼働しているため、開発は引き続きGoerliのネットワーク上でアプリケーションをテストすることが可能です。Goerliテストネットに関しては2024年初め頃に廃止される予定だと伝えられています。

Holeskyはイーサリアムの次の大型アップグレードである「Dencun」の立ち上げにおいても重要であると考えられていますが、今回の遅延はDencunのローンチに影響を与えるものではないとも報じられています。

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