スイ(Sui/SUI)に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・対応ウォレット・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。
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スイ(Sui/SUI)とは?
スイ(Sui/SUI)とは、高い取引処理能力やスマートコントラクトの機能を備えたレイヤー1ブロックチェーン「Sui Network」で使用されるネイティブトークンです。
Suiは、Meta(旧:Facebook)が開発を進めていた仮想通貨プロジェクトDiem(旧:Libra)の元開発者らが率いる「Mysten Labs」によって開発されたブロックチェーンであるため、AptosのようなDiem系L1ブロックチェーンの1つとしても知られています。
Mysten Labsは「Circle、Binance Labs、Jump Crypto、a16z、電通ベンチャーズ」などから支援を受けており、2022年9月にはブロックチェーン開発のためのシリーズB資金調達ラウンドで3億ドルの資金を調達しました。
なお、Suiは2022年8月にテストネットを立ち上げた後、2023年5月3日にメインネットを稼働させています。
暗号資産「SUI」について
暗号資産SUIは、Suiのブロックチェーンで使用されるネイティブトークンです。
SUIは、ガス代の支払い・オンチェーントランザクションの実行・ステーキングなどに使用される暗号資産で、SUI保有者はプロジェクトのガバナンスに関わる権利を得ることもできます。
なお、SUIは「BINANCE・Coinbase・Kraken」などといった様々な大手暗号資産取引所に上場しており、日本国内の暗号資産取引所である「OKCoinJapan」からも上場発表が行われています。
スイ(Sui/SUI)の特徴
スイ(Sui/SUI)の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
トランザクション処理能力が高い
Sui Networkは、トランザクション(取引)の処理能力が高いのが特徴で「1秒あたり最大約30万件の取引を処理することができる」と伝えられています。
ブロックチェーンでは、1秒間に処理できるトランザクション件数を示す指標として「TPS」が使用されますが、このTPSに関してはビットコインが7件程度、イーサリアムは15程度とされています。
処理能力が低い場合には「取引処理の遅延」や「手数料の高騰」などの問題が発生する可能性がありますが、Suiは1秒間に12万〜30万件のトランザクションを処理できるとされているため、多くのユーザーに安定した取引環境を提供できると期待されます。
Diem関連のレイヤー1ブロックチェーン
Sui Networkは、Facebook主導で開発が進められていた暗号資産プロジェクト「Diem」の元メンバーによって開発された”Diem関連のレイヤー1ブロックチェーン”としても知られています。
Diemは元々「Libra」として知られていたステーブルコイン関連のプロジェクトで、2019年〜2021年頃まで世界的に注目を集めていましたが、規制当局や政府関係者から反対の声が多くあがり、2022年1月にはサービス提供を断念することが発表されました。
Diem関連のレイヤー1ブロックチェーンには「Aptos」と呼ばれるブロックチェーンもありますが、AptosとSuiは開発言語などでも共通点があるため、これら2つのチェーンは競合プロジェクトとしても注目されています。
Aptosの詳細はこちら
開発言語で「Move」を採用
Suiは、Facebook(現:Meta)が開発を進めていたDiemの仕様を引き継いでいるため、スマートコントラクトを開発するためのプログラミング言語として「Move」と呼ばれる開発言語が採用されています。
Moveは安全性が高いのが特徴で、先述したAptos Labsが手がける別のレイヤー1ブロックチェーン「Aptos」でもMoveが使用されています。
Suiが採用しているのは、Move言語をベースにさらに改修した「Sui Move」と呼ばれる言語で、Move言語の見た目やファイル構造はRustに似ているため、NearやSolanaなどの開発者には触りやすいものとなっています。
トランザクションの並行処理
Suiは、トランザクション(取引)の並行処理を可能にすることによって、仮想通貨業界で重要視されている「スケーラビリティ問題」の改善に取り組んでいます。
スケーラビリティ問題とは、利用者の増加によってデータ処理が追いつかなくなり、トランザクション手数料の高騰や送金遅延などが発生する問題のことを指します。
Suiは、トランザクションを1つずつ順番に処理するのではなく、同時に複数のトランザクションを実行することによって、1秒間に処理できるトランザクションの件数を増やしています。
Delegated Proof of Stake(DPoS)
Suiは、コンセンサスアルゴリズム(取引承認・合意形成の仕組み)としてデリゲート・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)と呼ばれる仕組みを採用しています。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは、暗号資産の保有量に基づいてブロック承認の割合を決める仕組みのことであり、第3世代のブロックチェーンとも呼ばれる次世代型のブロックチェーンで広く作用されています。
DPoSは、コイン保有者の投票によって委任された承認者がブロックを承認するコンセンサスアルゴリズムであり、消費電力が少ない・中央集権化のリスクを抑えることができる・トランザクションの高速処理が可能など、様々な特徴を有しています。
SuiはこのDPoSを採用しているため、現在は複数の暗号資産取引所でも「Suiのステーキングサービス」が提供されています。
スイ(Sui/SUI)の基本情報
名称 | スイ(Sui) |
ティッカーシンボル | SUI |
取引承認方法 | Delegated Proof-of-Stake(DPoS) |
メインネット公開時期 | 2023年5月3日 |
発行上限 | 10,000,000,000 SUI |
開発企業 | Mysten Labs |
スイ(Sui/SUI)のコントラクト一覧
【Sui】
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SUIのリアルタイム価格・チャート
SUIを取扱う暗号資産取引所
スイ(Sui/SUI)が上場している暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2024年8月時点)。
【日本国内の暗号資産取引所】
・OKCoinJapan(オーケーコインジャパン)
・Binance Japan(バイナンスジャパン)
・BitTrade(ビットトレード)
・BITPOINT(ビットポイント)
【海外の暗号資産取引所】
・BINANCE(バイナンス)
・KuCoin(クーコイン)
・Bithumb(ビッサム)
・Coinbase(コインベース)
・Kraken(クラーケン)
・Bitfinex(ビットフィネックス)
・OKX(オーケーエックス)
・Bybit(バイビット)
・Gate.io(ゲート)
・Bitget(ビットゲット)
・MEXC(エムイーエックスシー)
など
OKCoinJapanの詳細はこちら
SUI対応ウォレット
スイ(Sui/SUI)を保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
・Sui Wallet(スイ・ウォレット)
・Trust Wallet(トラストウォレット)
・Ledger(レジャー)
スイ(Sui/SUI)関連リンク
・SUI公式サイト
・SUI公式X
・SUI公式YouTube
・SUI公式Discord
・Github
・ホワイトペーパー
・エクスプローラー(Sui Explorer)
国内で取引可能な仮想通貨一覧