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「私は持っていないが、保有すべき」ドラッケンミラー氏がビットコインを評価

ビットコインを「価値の保存手段」として評価

米著名投資家のスタンリー・ドラッケンミラー氏はニューヨークで開催された投資家会議でポール・チューダー・ジョーンズ氏と対談した際に、自身がビットコインを保有していないことを明かしつつ、BTCを評価するコメントを語りました。

スタンリー・ドラッケンミラー氏は、2010年に閉鎖した120億ドル規模のヘッジファンド「Duquesne Capital」の創業者であり、世界三大投資家の1人として知られるジョージ・ソロス氏の右腕としても知られています。

ドラッケンミラー氏はは今回の対談の中で「ビットコインがここまで普及したことには驚いたが、若者たちがBTCを”価値の保存手段”として捉えていることは明らかだ」と述べており、ビットコインが”金よりも簡単な価値の保存手段”として利用されていることを認めています。

同氏は”5000年の歴史を持つブランド”である金を好んでいるとのことですが、ビットコインについても”17年の歴史を持つブランド”だと評価しており、『私は両方とも好きだ。ビットコインは持っていないが、持つべきだと思う』と語っています。

私は70歳で金を所有しています。ビットコインがここまで普及したことには驚きましたが、若い人たちがそれを価値の保存手段として見ているは明らかです。なぜなら、ビットコインは何かをするのが非常に簡単だからです。

17年という歴史を持つビットコインは私にとってブランドです。私は5000年もの歴史をもつブランドである金が好きですが、西海岸の若者たちのようにビットコインを好む人々が今実質的な資産を持っているのは確かです。

なので、私は両方とも好きです。正直にいうと、私はビットコインを保有していませんが、持つべきだと思います。

スタンリー・ドラッケンミラー氏はウォール街で最も成功したヘッジファンドマネージャーの一人で、その資産は62億ドルです。

彼は次のように語っています。
「若者はビットコインを価値の保存場所として見ている。それはブランドだ。私はそれが好きだ。私は持っていないが、持つべきだと思う」

ドラッケンミラー氏は2020年にビットコインを保有していることを明かしていましたが、2022年9月のインタビューでは「中央銀行が引き締め策を導入したことを受けてビットコインを売却したこと」が明かされたとも報告されています。

ウォーレン・バフェット氏などの著名人はビットコインなどの仮想通貨に対して批判的なコメントを語っていますが、ビットコインに肯定的な著名投資家も多く、メキシコの億万長者であるリカルド・サリナス氏からは「自分の資産をビットコインでインフレから守るべき」との考えも語られています。

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