BTCは半減期後に532,000ドルになると予想
ビットコイン(BTC)の価格予想で知られる著名アナリストのPlanB氏は2024年1月11日に「BTC価格は半減期に5万5,000ドル(約810万円)、2024年に10万ドル(約1,470万円)、2025年に53万2,000ドル(約7,835万円)になる」との予想を語りました。
PlanB氏はXで190万人以上のフォロワーを持つ著名アナリストであり、S2F(Stock-to-Flow)と呼ばれる価格予想モデルなどを用いてビットコイン価格予想を行なっていることで知られています。
今回の予想は今月4日に公開されたYouTube動画の中で語られたものであり、動画の中ではビットコインの今後について以下のような予想が語られています。
私はビットコインは半減期に55,000ドル、2024年に100,000ドル、2025年に532,000ドルになると予想しています。
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Stock-to-Flow(S2F)モデルに基づく予測
Stock-to-Flow(S2F)モデルに基づくビットコイン価格予想では、BTC価格は半減期後に53万2,000ドルになると予測されている。
過去の事例をみると、ビットコイン価格は半減期時にS2Fモデルの予想価格に近づく傾向があり、現時点におけるモデル値は50,000ドル〜60,000ドルであるため、BTC価格は今後4ヶ月ほどで50,000ドル〜60,000ドルに向かって上昇する可能性がある。
しかし、BTC価格は半減期後すぐに急騰するわけではなく、実際にはゆっくりと上昇する傾向にあるため、半減期後は532,000ドルに向けてゆっくりと上昇することになると予想される。
市場サイクルモデルに基づく予測
ビットコインの市場サイクルモデル(MCM)では、現在のビットコインが「蓄積フェーズ」にあることが示されている。BTCの市場サイクルモデルは予測チャートではなく「現在のBTCがどのフェーズにあるのか」を把握するためのモデルに近いものである。
このモデルに基づいて考えると、現在のBTCは投資家が買い集める「蓄積段階」にあるとみられ、次は「強気フェーズ」に突入すると予想される。
最初の頃の強気フェーズでは100倍の価格上昇が見られたが、その後は価格上昇の勢いが低下してきており、最近の強気相場では10倍ほどの価格上昇率となっている。
テクニカル分析 – 相対力指数(RSI)
相対力指数(RSI)は、買われすぎ・売られすぎを判断するための指標であり、0~100の間で推移する(100%に近いほど買われ過ぎ、0%に近いほど売られ過ぎを示す)。
ビットコインのRSI指標は、2023年前半に50以下で推移していたが、2023年後半には65付近まで上昇した。
ビットコインの歴史上、RSI値が50を超えるとビットコインも上昇トレンドに突入する傾向があるため、RSIに基づいて考えてもビットコインでは今後緩やかな価格上昇が続く可能性があると考えられる。
しかし、このチャートからは「BTCがどこまで上昇するか」を判断することはできない。
テクニカル分析 – 200週移動平均線(200WMA)
200週移動平均線(約4年)のチャートに基づいてみると、ビットコインの半減期イベントは通常、このラインの2倍または50%程度の価格上昇をもたらすことがわかる。
現在の200WMAは30,000ドル(約440万円)であるため、次の半減期ではS2FやRSIで示されたのと同じように45,000ドル〜60,000ドル(約663万円〜884万円)まで価格上昇する可能性があると予想される。
PlanB氏は今回の動画の中で、この他にも複数のチャートを用いてビットコインの価格予想を行っています。同氏が語った全ての内容は「こちらの動画」で確認することができます。
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