仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

DMMビットコイン:ビットコイン不正流出受け「各種キャンペーンの中止」を発表

3つのキャンペーンを中止

DMMビットコインは2024年6月3日に、同社が開催していた各種キャンペーンを中止することを発表しました。

DMMビットコインは先月末に、同社のウォレットから約482億円に相当する「4,502.9 BTC」が流出したことを発表していたため、今回のキャンペーン中止はこの不正流出を受けて決定されたものだと考えられます。

今回中止が発表されたキャンペーンは以下の3つとなります。発表内では、キャンペーン内のプレゼントが中止になることも説明されているため、既に参加していた方や参加を検討していた方は注意が必要です。

キャンペーン中止の概要

【BitMatchダブルキャンペーン】
2024年6月3日午前9時00分から、キャンペーン中のスペシャル手数料率を通常の手数料率に戻す。開催期間中にBitMatch注文で合計50,000円以上マッチングが成立したユーザーには、抽選で1,000名に1,000円がプレゼントされる予定となっていたが、このプレゼントも中止となる。

【レバレッジ取引キャンペーン】
2024年6月3日午前7時00分から『毎日抽選で3名様に1万円相当のBTCが当たる!レバレッジ取引キャンペーン』を中止する。

【新規口座開設キャンペーン】
2024年6月3日午前7時00分から『新規口座開設完了で、全員にもれなく”即時”1,000円プレゼント!』を中止する。

ビットコイン流出に関する続報

DMMビットコインは現在、ビットコイン不正流出の被害状況を調査している状態にありますが、不正流出への対策はすでに実施したとも説明されています。

ユーザーから預かっていたビットコインは、DMMグループ会社からの支援を受けて「ビットコイン」で全額保証される予定です。

ただし、現在は以下のサービスの利用制限が実施されています。

なお、DMMビットコインから盗まれたビットコインは「1B6rJRfjTXwEy36SCs5zofGMmdv2kdZw7P」という1つのウォレットアドレス向けに送金されていますが、DMMの管理アドレスは「1B6rJ6ZKfZmkqMyBGe5KR27oWkEbQdNM7P」であるため、今回の不正流出は誤送金を狙った”アドレスポイズニング攻撃”だとみられています。

アドレスポイズニング攻撃とは、ウォレットアドレスの最初と最後を同じような文字列にして、標的アドレスに少額の仮想通貨を送金し、被害者の誤送金を狙って仮想通貨を盗み取るという手法の詐欺行為です。

犯人のものとみられるウォレットアドレスではBTCの移動履歴も確認されており、現在は複数のアドレスにBTCが分散されていることが報告されています。

(画像:Blockchain.com

>>日本国内の仮想通貨ニュースはこちら

DMMビットコイン発表