バイナンスラボ(Binance Labs)は2024年8月8日に、リステーキングプロトコルの「Solayer」に投資したことを発表しました。
Solayerは、ソラナ(Solana)ベースのリステーキングプロトコルで、PoSの仕組みを活用したリステーキングを通じてセキュリティを他の分散型システムや、アプリケーションに拡張するプロジェクトです。リステーキング対象には、主にブリッジ・オラクル・DAレイヤーなどを想定しています。
Solayerのユーザーは、SOLをsSOLに変換し、ネットワークのセキュリティに貢献する一方で、ネイティブなステーキング・MEVブースト・AVS報酬といった利回りを期待できます。sSOLは流動性を持ち、DeFiなどで使用することも可能です。
バイナンスラボがSolayerに対して投資した金額は公表されていませんが、この資金はチームの拡張や新たなプロトコルの開発、研究に充てられる予定です。
バイナンスラボからの投資を発表できることを嬉しく思います。
Solanaの主要なリステーキングネットワークにはなるには、今回の発表のような業界パートナーからの強力なサポートが必要です。
DeFiLlamaによると、2024年8月8日時点でSolayerは約220億円のTVL(Total Value Locked)を集めています。ソラナ全体では13位に位置しており、8万を超えるアドレスから資金がロックされています。
また、直近1ヶ月で40%TVL上げることに成功しています。100億円以上のTVLを持つ主要なDeFiプロトコル間では、直近で最もTVLを伸ばしています。
Solayerは、ユーザーからのステーキングでソラナを保護した上で、各アプリケーションにもセキュリティを展開するシステムをまもなくローンチする予定となっており、今後も多岐にわたる開発が予定されています。
Solayerを先行している類似プロジェクトには、EigenLayerが挙げられます。EigenLayerはイーサリアムベースのリステーキングプロトコルで、Solayerと同じくセキュリティを各アプリケーションに解放することを目指しています。
2024年8月8日時点でEigenLayerは約1.7兆円のTVLを集めています。イーサリアムにおいて2位に位置しており、主要なプロトコルの1つになっています。
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(バイナンス発表)