「誰もが投資すべきだが、失っても構わない金額で」
米国の著名金融アドバイザー、スージー・オーマン氏は2024年9月10日に、CNBCのインタビューでビットコイン(BTC)投資の重要性を語りました。
オーマン氏は「誰もがビットコインに投資すべきだ」と述べつつも、投資には慎重さが必要だと指摘しています。また「失っても構わない金額のみを投資すべき」とも強調し、ビットコインの投機的な側面にも触れました。
ビットコインの将来性について、オーマン氏は次のような見方を示しています。
- 若い世代の関心が高く、将来的な価格上昇が見込める
- 投資家の需要で価格が動く面が強い
- お金や価値の保存手段としては疑問が残る
また、ビットコイン投資は長い目で見る必要があるということも説明されていて、「全てを失う覚悟」や「10万ドルか20万ドル(約1,500万円か約3,000万円)まで上がるのを待つ忍耐力」が必要であるとも語られています。
オーマン氏が語るビットコインETFの利点
オーマン氏自身は、ビットコインの現物ETFで投資していると述べています。その理由として、下記のようなものを挙げています。
- 取引所の破綻リスクを避けられる
- ウォレット管理の手間が省ける
- 他の投資と一緒に管理できる
ビットコインETFは、ビットコインを対象にした上場投資信託のことで、株と同じように取引所で売り買いでき、直接ビットコインを買うよりもリスク管理がしやすいとされています。
企業のビットコイン戦略に注目
ビットコイン関連の会社の株を買うのも、間接的にビットコインに投資する方法の一つです。オーマン氏は2020年に、ビットコインを大量に保有しているマイクロストラテジー社の株を125ドルで買い、1,030ドルで売って利益を得たと述べています。
仮想通貨の技術会社River(リバー)社は、マイクロストラテジー社の取り組みについて次のように言及しています。
2022年から4年間にわたり株式発行、転換社債の販売、社債の提供などにより資金調達を行い、ビットコインを購入し続けてきました。その結果、マイクロストラテジー社の時価総額は13億ドル(約1,950億円)から290億ドル(約4兆円)に増加し、株価も約900%上昇しています。
River社は、この成功例を見て、ビットコインを資産として買う会社が増えていると指摘しています。
専門家は、ビットコインへの投資方法は様々あるが、リスクと可能性をよく理解して、自分に合ったやり方を選ぶことが大切だと強調しています。若い人たちの関心の高さや企業の積極的な投資姿勢からも、これからのビットコイン市場の行方が注目されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=142.09円)
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Souce:CNBC報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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