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熊本電力がマイニングファームを本格稼働|日本をBlockchain技術の中心へ


熊本電力株式会社(熊本電力)は、関連会社「OZマイニング株式会社(オズマイニング)」が8月1日からマイニングファームを本格稼働することを7月6日に発表しました。同社はこの発表にあわせて第1期の募集を開始しています。

日本のマイニング事業活性化を目指す

OZマイニング株式会社(オズマイニング)は、今年の2月に熊本電力から業界最安水準の安定した電気を使用して、最適なマイニング環境(データセンター型、コンテナ型など条件に応じて)の提供やクラウドマイニングの提供を行っていくと発表していました。

今回正式に発表された内容によると、同社のマイニングファームは菊池市、八代市、大津町での設置が予定されているとのことですが、まずは菊池市と大津町で第1期の募集を開始するとのことです。熊本電力から発表された第1期募集内容と提供されるプランは以下の通りです。

■第1期募集内容
熊本県菊池市 OZマイニングファーム1(2018年8月1日 稼働開始)約100台分
熊本県菊池市 OZマイニングファーム1(2018年8月以降稼働予定)約500台分
熊本県大津町 OZマイニングファーム2(2018年8月以降稼働予定)約500台分
熊本県大津町 OZマイニングファーム2(2018年9月以降稼働予定)約500台分
合計 約1,600台分

<引受条件>
・プランA
引受単位 :100台~
管理手数料:4,000円/台/月(税別)
電気料金 :11円~14円(季時別料金 税込み 再エネ賦課金・燃調費含まず)※預託いただきます

・プランB
引受単位 :100台~
管理手数料:月間採掘料の20%
電気料金 :9.5円~12.5円(季時別料金 税込み 再エネ賦課金・燃調費含まず)※預託いただきます

日本一安い電力会社である熊本電力は、オズマイニングと協力し電気料金を最大限に引き下げることで、マイニング(採掘)事業を日本でも十分行えるような水準を目指すとしています。

2020年までには14,000台を稼働

熊本電力はさらに、日本国内にマイニングファームを増やすことによって、日本がブロックチェーン技術の根幹となれるようにマイニング界の中心に導くとも語っており、2020年までに数万台のマイニングマシーンの管理運営の実現を目指すとしています。

今後のマイニングファーム予定地とスケジュールについては、次のように発表されています。

■ファーム予定地
・熊本県菊池市 OZマイニングファーム1(2018年8月1日 稼働開始)約1,500台
・熊本県大津町 OZマイニングファーム2(2018年8月 以降稼働予定)約10,000台
・熊本県八代市 OZマイニングファーム3(2018年9月 以降稼働予定)約2,000台
・熊本県大津町 OZマイニングファーム4(2018年10月 以降稼働予定)約2,000台
・熊本県八代市 OZマイニングファーム5(2018年11月 以降稼働予定)約2,000台

■OZマイニングファームのスケジュール
2018年8月より本稼働を開始し、2020年3月には台数14,000台、売上げは9,000万円/月の計画です。

2020年には東京オリンピックが開催されるため、世界共通の通貨として利用できるビットコイン(BTC)ビットコインキャッシュ(BCH)などの仮想通貨を早い段階から取り入れていく動きが日本各地でも見られています。これまでは電気料金が高いという問題点から、日本国内での仮想通貨マイニングは難しいと言われてきましたが、実績のある電力会社が協力した上で電気料金も引き下げられるのであれば、日本でのマイニング事業も現実味を帯びてくるでしょう。

マイナー(採掘)が国内に増えることになれば、当然流動性も高まり、実社会での使用率も大きく向上することが期待されます。また今後、熊本電力に続いてその他の電力会社も仮想通貨マイニングに協力する動きが出てくることも考えられます。これらのことに期待しつつこれからの熊本電力やOZマイニングでのマイニング結果や、その他国内のマイニング企業にも注目していきましょう。

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(引用:sankeibiz.jp)