ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)は2024年9月10日、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションであるアービトラムワン(Arbitrum One)上でステーブルコインを発行する予定であることを発表しました。
アービトラムワンは、イーサリアム(ETH)のスケーラビリティを向上させ、トランザクションコストを大幅に削減することを主な目的とした革新的なプラットフォームです。
現在は2,000以上のDeFiやNFTプロジェクトがアービトラムワン上で稼働しており、活発なエコシステムを形成しています。
この統合により、ArbitrumはPaxosが対応する初のL2ネットワークとなります。
Paxosは、この展開を通じて業界最大級のオンチェーンエコシステムの1つに参画し、イーサリアムエコシステムにおける存在感を大きく拡大させる計画です。
Paxosの主要サービスにはステーブルコイン発行(USDP、PAXGなど)、デジタル資産管理、ブロックチェーン決済ソリューションがあります。
PayPal、Mercado Libre、Interactive Brokers、Mastercardなどの大手企業と協力し、ブロックチェーンを用いた金融基盤を提供しています。
今回の提携は、Arbitrumへの機関投資家の参入を促し、実物資産のブロックチェーン化を進める可能性があるとPaxosは説明しています。
Paxosはこの提携によって、イーサリアムの高い流動性利用、迅速かつ低コストな取引実現、ArbitrumのDeFiエコシステムへの参加が可能になるとしています。
これにより、企業や機関投資家による新たな金融サービス開発への期待が高まっています。
Paxosによると、同社のトークン化製品は各地域の金融ルールに従っているとのことです。これは同社の厳格な自主規制によるものだと説明しています。
Paxosのプラットフォームは信頼性と安全性を重視して構築されており、この特徴により主要企業や金融機関へのサポート提供が可能になっているとしています。
この展開が仮想通貨業界全体に与える影響について、市場関係者の注目が集まっています。
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Souce:Paxos公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Paxos公式発表から引用