NTTドコモ、ERC6551搭載レースゲーム「GT6551」提供へ|NFTアイテムでマシンをカスタム
ERC6551搭載のブロックチェーンゲーム提供へ
NTTドコモは2024年12月20日に、NFTの最新規格「ERC6551」を搭載した世界初のブロックチェーンゲームである「GT6551」のβ版を2025年1月29日から提供開始することを発表しました。
ERC6551は、NFTの機能を拡張する新しい規格であり、複数のNFTを組み合わせて一つにまとめる機能を有しています。
GT6551は、このERC6551の特性を用いて複数のNFTを一つにまとめ、その組み合わせによってNFTの機能をカスタム(構成)できる世界初のブロックチェーンゲームとなっています。
具体的には、ゲーム内で使用するNFTアイテムの1つであるレーシングマシンに、車のパーツなどのNFTアイテムを複数組み合わせて自由にカスタムすることが可能で、それらを1つにまとめたNFTアイテムとして作成できると説明されています。
作成したレーシングマシンはオリジナルのコレクション(資産)として所有することが可能で、レーシングマシンにNFTアイテムを複数組み合わせてマシンの性能を向上させるなど、自由度の高い新しいゲーム体験を楽しむことができるとされています。
GT6551のゲームプレイ画面イメージ(画像:NTTドコモ)
GT6551、2025年春にMetaMe上で提供予定
GT6551はNTTドコモが開発するメタバース「MetaMe」でプレイできるレーシングブロックチェーンゲームとなっており、ゲーム自体は2025年春に提供開始予定とされています。
ゲーム内では、レーシングマシンの性能やデザインをカスタムする「部品NFT」と、レーシングマシンに搭乗するドライバーをカスタムする「ドライバーNFT」の2種類が提供され、プレイヤーはこれらのNFTを組み合わせることによってレーシングマシンをカスタムすることができます。
2025年1月29日には正式リリースに先駆けたβ版の提供が開始される予定で、2025年2月には「MetaMe NFT マーケットプレイス」で部品NFTとドライバーNFTの販売開始も予定されています。
「GT6551」の概要については以下のように説明されています。
「GT6551」の概要
【GT6551の概要】
GT6551は、ドコモのメタバースサービス「MetaMe」上でプレイ可能な、ERC6551準拠のNFTを搭載したレーシングブロックチェーンゲーム。プレイヤーはERC6551の機能を活かして複数のNFTを組み合わせ、レーシングマシンの性能をカスタムすることが可能。
レーシングマシンの性能パラメータ・デザインに影響する「部品NFT」や、レーシングマシンに搭乗するドライバーとしてゲーム画面内に表示される「ドライバーNFT」を選び、オリジナルのレーシングマシンをカスタムすることができる。
【提供開始時期】
β版提供開始時期:2025年1月29日(水)
完成版提供開始時期:2025年春(予定)
【β版と完成版の違い】
2025年1月29日提供のβ版では、デフォルトで用意されたレーシングマシンを使ってレースゲームを楽しむことができるが、NFTの性能カスタムはできない。2025年春提供予定の完成版は「部品NFT」や「ドライバーNFT」を活用してレーシングマシンをカスタムし、自分だけのオリジナルマシンを使ってレースゲームを楽しむことができる。
【利用方法】
MetaMe公式サイトから、アカウント登録・ログインを行うことによって、スマートフォンやPCからブラウザ経由で利用できる。
【利用料金】
無料で利用可能(※ゲーム内でのNFT購入や、ゲームへ接続するための通信料などは別途発生)
【GT6551の仕様】
GT6551は「MetaMe」にアクセスし、画面内「ファストトラベル」から「GT6551」ワールドへ移動することでプレイすることが
可能。3D 視点のレーシングコースを最大4人で対戦でき、ドリフト走行や加速アイテムなどを使ってスピードを競う。
ゲーム画面はクラウドレンダリングされるため、GPUなどの性能に依存せず、PCやスマートフォンからインターネットブラウザ 経由でプレイする事ができる。
【ゲーム概要】
正式名称 | GT6551 CLOUD RACING |
最大同時プレイ人数 | 4人 |
プレイ環境 | SafariまたはChromeが使えるPC・スマホ |
ブロックチェーンの種類 | Polygon |
【部品NFTの概要】
部品NFTは、レーシングマシンの性能・デザインを構成するNFT。購入した部品NFTは「MetaMe」内で利用でき、レーシングマシンの性能やデザインをカスタムする事が可能。部品NFTは「MetaMe NFT マーケットプレイス」において、2025年2月から販売開始予定。
- カスタム可能な部品
サスペンション、ボディ、モーター、タイヤ、ステッカー - カスタム可能な性能パラメータ
燃費、加速、性能パラメータ、減速、最高速度、ハンドリング
【ドライバーNFTの概要】
ドライバーNFTは、レーシングマシンに搭乗するドライバーとしてゲーム画面内に表示されるNFT。ドライバーNFTをカスタムすることで「どのプレイヤーがゲーム画面内のどのレーシングマシンを使用しているのか」が識別しやすくなる。ドライバーNFTは「MetaMe NFT マーケットプレイス」で2025年2月から販売開始予定。
【レースのパブリックビューイング】
レースゲーム画面は「MetaMe」内の配信空間「MetaMe 生放送」などの配信プラットフォームに配信を行うことが可能。また、GT6551には、レース全体を俯瞰できる「観戦者モード」機能があり、レースしている各プレイヤーのレーシングマシンを俯瞰撮影することができる。
たとえば「MetaMe 生放送」の配信画面に観戦者モードの映像を表示させることで、観客がアバターとなってレースを観戦、応援することが可能。配信には OBSなどRTMP配信に対応したソフトウェアなどが必要。
「MetaMe 生放送」でのパビュリックビューイング画面イメージ(画像:NTTドコモ)
【コラボレーション企画】
今後は以下のコラボレーションを企画し、NFTの販売を予定。
コラボレーションパートナー | コラボレーション内容 | 販売開始時期 |
NEO NFT PROJECT | コラボ部品NFTの発売 | 2025年2月頃 |
コインムスメ | GT6551内BGMのコラボ | 2025年1月下旬頃 |
コインムスメ | コラボドライバーNFTの発売 | 2025年2月頃 |
コインムスメ | コラボ痛車コンビニプリントの発売 | 2025年2月頃 |
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Souce:NTTドコモ公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:NTTドコモ公式発表から引用