Liskの今後、Microsoftとパートナーシップは伊達じゃない
過去 1ヶ月で価格を3倍にまで上げた Lisk は、今尚価格上昇させ続けているが、価格上昇の背景にはプラットフォームのアップデートの存在がある。
Lisk Foundation(リスク財団)の Max Kordek(マックス・コーデック社長)はこのアップデートに関して、
「 Lisk の最新のアップデートは、すべてのプラットフォームで大幅なパフォーマンス向上を達成し、より安定性を提供しながら効率性とユーザビリティを向上させます。各アップデートは、以前のリリースで確立された強固な基盤を改善し、Lisk 1.0.0 を準備しています。」
とコメントしている。
また Lisk は Microsoft にその将来性を期待されておりパートナーシップを組む協力関係にある。
今回のアップデートによって、Microsoft との協力関係はより強固になり、今後新しく高品質なサービスの提供が期待できる。
Liskブロックチェーンとは?
Lisk はもともと暗号通貨 Crypti から分岐した ブロックチェーン である。
2016年5月24日より主要な取引所で取引可能になり、後悔 3日目で、“ 1Lisk = 56円 ” の価格がついた。ちなみにこの時の価格が現段階での最高額になっている。
Lisk の基本的なシステムは、イーサリアム の「分散型アプリケーション」と同じような構造をしているが、
プログラミング言語の JavaScript(ジャバスクリプト)を使用している部分でイーサリアムとは異なり、これが Lisk の最も大きな特徴でもある。
JavaScript は、WEB 業界では一般的なプログラミング言語であり、現在 WEB プログラマーとして仕事をしている人がそのまま活躍できるようになっている。(ブロックチェーン技術者は新しいプログラミング言語を学ばなければいけない。)
また、サイドチェーン( Sidechain )と呼ばれる特殊なブロックチェーンの形態をとっているのも Lisk の特徴だ。
Lisk ブロックチェーンは、「無限にブロックチェーンを作ることができる。」
メインのブロックチェーンの隣に、何本ものブロックチェーンが並んでいるようなイメージだ。メインチェーンには WEB リンクのような形でサイドチェーンの情報書き込まれる。
つまり、Lisk は「ブロックチェーンを作ることができるブロックチェーン」なのだ。
Lisk、Microsoftとパートナーシップで19億円の資金を集める
Lisk が最も話題になったのは 2016年3月のクラウドセールだろう。
当時、Microsoft とのパートナーシップを公表したことで期待度が一気に上昇。わずかな期間で 14,000BTC も資金を調達している。
現在のレートで計算すれば約 19億円もの大金だ。それは同時に Lisk の将来性を表す数値でもある。
この時資金調達に成功した Lisk はこの 2ヶ月後のリリースを成功させている。
Liskのアップデートで今後の将来性は?
今回のアップデートは、Lisk Nano、Lisk-JS の 2つのアプリケーションで行われ、セキュリティの向上やローカルメッセージの暗号化機能が追加された。
Lisk は今年の 2月にもセキュリティ向上のためのソフトウェア改革を行ったばかりである。
ブロックチェーンがいくつでも生成できるため、セキュリティの重要性は他の暗号通貨よりも意識しているようだ。
現在のバージョンは「 Lisk 0.8.0 」で運営されており、近い将来「 Lisk 1.0.0 」にアップデートするために研究・開発を進めている。
Lisk にとっての本当のメジャーリリースは、この「 Lisk 1.0.0 」にアップデートされた時だと言われており、そのタイミングで更なる価格の上昇が期待できるだろう。