Brave Walletで「Cardano」をフルサポート
プライバシー重視のWeb3対応ブラウザを展開しているBrave(ブレイブ)は2025年5月13日に、カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業である「Input Output」と提携し、Brave Walletにカルダノブロックチェーンを統合することを発表しました。
Brave(ブレイブ)は、仮想通貨関連機能を備えたプライバシー重視の次世代ブラウザであり、サイト閲覧時に表示される広告を自動ブロックする機能や、広告表示で独自の仮想通貨「BAT」を獲得できる機能など、多数の魅力的な機能を備えています。
Braveブラウザには、複数の仮想通貨をまとめて管理できる「Brave Wallet」が標準搭載されていますが、今回の提携によってこのブラウザ内ウォレットでCardanoブロックチェーンがフルサポートされることになります。
これにより、Brave Walletの利用者はCardanoブロックチェーン上で発行されている各種暗号資産をまとめて管理したり、それらのトークンを送受信・交換したり、カルダノブロックチェーン上で行われる取引に署名したりできるようになります。
Braveは「今回の統合によって、BraveはVoltaire時代におけるCardanoコミュニティの主要パートナーとしての地位を確立する」とコメントしています。
🔥 Big news: Brave is adding @Cardano support!
Brave and @InputOutputHK are teaming up to integrate Cardano's blockchain into our browser's multi-chain wallet. pic.twitter.com/4IK8x2EIiu
— Brave (@brave) May 12, 2025
🔥 ビッグニュース:Braveがカルダノに対応!
BraveはInput Outputと提携し、Cardanoのブロックチェーンをブラウザ内のマルチチェーンウォレットに統合します。
Midnightとの連携に向けたイノベーションの土台
Input Outputスピンアウトである「Shielded Technologies」は、カルダノブロックチェーンを基盤としたプライバシー重視のサイドチェーンプロジェクトである「Midnight」の開発を進めていますが、今回の提携はMidnightとの連携に向けた将来的なイノベーションの土台にもなると報告されています。
Midnight(ミッドナイト)は、プライバシー保護されたブロックチェーン取引を求める人々のために構築されているカルダノ基盤のサイドチェーンであり、機密性の高い商業データや個人データを保護する画期的なアプリを迅速・簡単・安全に構築できるよう設計されています。
このサイドチェーンでは、独自のネイティブトークンであるNIGHT(ナイト)と、ガストークンであるDUST(ダスト)も展開されますが、Brave Walletのユーザーは今後セキュアかつプライベートな環境でNIGHTなどのカルダノネイティブ資産を管理したり、ガバナンスに参加したり、各種トークンを交換したりできるようになると説明されています。
Brave Walletはイーサリアム・ソラナにも対応
Brave Walletは記事執筆時点でイーサリアム(Ethereum/ETH)とソラナ(Solana/SOL)のブロックチェーンにも対応しており、これらのL1ブロックチェーンに加えて複数のL2ブロックチェーンにも対応しています。
【Brave Walletの対応ブロックチェーン:2025年5月時点】
- Ethereum Mainnet
- Solana Mainnet Beta
- Base
- Polygon
- BNB Smart Chain
- Optimism
- Avalanche C-Chain
- Filecoin EVM Mainnet
- Neon EVM
- Cardano(NEW!)
Braveはブラウザ利用+広告閲覧で仮想通貨BATがもらえる次世代型のブラウザであり、Web3関連サービスを利用するのに適したブラウザとなっているため、今回のカルダノ統合によって双方のエコシステムがさらに活発化すると期待されます。
Braveの月間アクティブユーザー数は2025年5月時点で8,500万人を超えているとも報告されているため、今後のさらなる発展や対応ブロックチェーンの拡充などにも注目です。
カルダノ関連の注目記事
source:Brave公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:AIによる生成画像