Lace Walletで「XRP」の保管・送受信が可能に
カルダノ(Cardano/ADA)のウォレットである「Lace Wallet」が、Ripple(リップル)のサービスで活用されていることでも知られる仮想通貨「XRP」をサポートする予定であることが明らかになりました。
これはカルダノ創設者のチャールズ・ホスキンソン氏が現地時間2025年4月23日に行ったAMA(視聴者の質問に答えるイベント)の中で明かしたもので、「リップルやチェーンリンクとの提携の話はまだ続いているか?」という質問に対して「リップルとの提携の話は順調で、LaceウォレットでXRPをサポートする予定」と報告されています。(AMA動画内3:26:22〜)
Lace Wallet(レースウォレット)は、カルダノ開発企業の「Input Output」が2024年4月にリリースした多機能ライトウォレットであり、現在はカルダノブロックチェーンを基盤とする各種仮想通貨を保管・送受金できるようになっていますが、将来的には同ウォレットでXRPを保管・送受金することも可能になるとのことです(※XRPのサポート時期は現時点で不明)。
Input Outputは2025年3月に、Lace Walletで複数のブロックチェーンをサポートする”マルチチェーン対応”の取り組みを進めていることを報告しており、「最初はビットコイン(BTC)のブロックチェーンをサポートする」と報告していましたが、その後はXRPの基盤となっているXRP Ledger(XRPL)もサポートされることになるようです。
ビットコインとXRPLがサポートされれば、Lace Walletは複数のブロックチェーンに対応する多機能ウォレットとなるため、利便性が向上して、各ブロックチェーンエコシステムの繋がりも強化されると期待されます。
ビットコイン対応の報告
XRP保有者もMidnightエアドロップの対象?
チャールズ・ホスキンソン氏は今回のAMAの中で「XRP保有者がMidnightエアドロップの対象になる予定であること」も再度報告しています。
Midnight(ミッドナイト)は、ゼロ知識証明と呼ばれる技術を活用したデータ保護・プライバシー保護に焦点を当てたサイドチェーンプロジェクトであり、「NIGHT」と「DUST」と呼ばれるという2つのネイティブトークンがあります。
2023年11月に明かされたMidnightのエアドロップ計画では、ADA保有者を対象としたエアドロップを実施する予定であることが報告されていましたが、最近では「Midnightのエアドロップが複数のブロックチェーンにわたる3,700万人のユーザーをターゲットにすること」も報告されています。
このような他ブロックチェーンとの繋がりは異なるブロックチェーン間の交流を促進するものであり、ネットワーク間での資金移動にもつながる可能性があるため、連携がうまく進めば双方のネットワークが活発化して、仮想通貨業界全体の成長にもつながると期待されます。
チェーンリンクとの連携に関しては「人間関係的にも金銭的にも問題がなく、双方が連携に前向きな姿勢を示しているにも関わらず、話が前進しない」という状況にあるとのことですが、これについても引き続き取り組んでいくことが報告されていて、他の関係者たちとも良好な関係が築かれているとも報告されているため、今後のさらなる進展などにも注目です。
なお、今回語られた内容はホスキンソン氏のYouTubeチャンネルで確認することが可能で、リップルやチェーンリンクとの提携に関する内容は動画内3:26:22から語られています。
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source:ホスキンソン氏のYouTube動画
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用




























