ChainlinkのCCIPが「Solana」で稼働開始
チェーンリンク(Chainlink/LINK)は2025年5月19日に、チェーンリンクのクロスチェーン相互運用プロトコルである「CCIP」がソラナ(Solana/SOL)のメインネット上で正式に稼働開始したことを発表しました。
Cross-Chain Interoperability Protocol(CCIP)は、異なるブロックチェーン同士を繋いで相互連携できるようにするプロトコルであり、トークンの転送・メッセージ送信・アプリケーション構築・データの共有・スマートコントラクト間の関数呼び出しなど様々なことに活用されています。
Solanaは、CCIPが対応した初の非EVMチェーンであるとのことで、公式発表では「CCIPは57以上のブロックチェーンをサポートするクロスチェーン・インターオペラビリティの標準プロトコルであり、EVMおよびSVMエコシステム間の価値とデータの安全な移転を可能にする」と説明されています。
様々なチェーン・トークンを「ソラナ」に接続
CCIPがソラナのメインネットで正式ローンチされたことによって「Solv、Backed Finance、Shiba Inu」など様々なプロジェクトが、既存のCCIP対応トークンをSolanaエコシステムで展開できるようになりました。
また「ElizaOS、The Graph、Maple Finance、Pepe、Zeus Network」などの新規プロジェクトもCross-Chain Token(CCT)標準の採用を計画しているとのことで、これらのCCTがソラナにブリッジされることによって、時価総額ベースで合計190億ドル超に相当する資産がSolana上に展開される可能性があるとも報告されています。
今回のローンチによって、Solanaは「Arbitrum、Base、BNB Chain、Ethereum、Optimism、Sonic」など様々なブロックチェーンと接続されました。対応チェーンは今後もさらに拡大予定で、Interport、OpenOcean、Transporter、XSwapといったCCIP対応ブリッジアプリもSolanaへの対応を進めていると報告されています。
Solana・Shibariumの直接ブリッジも可能に
Chainlink CCIPのソラナ対応はチェーンリンクと提携している他のプロジェクトにも恩恵をもたらしており、2025年5月20日にはShibarium関連の情報を発信している「Shibarium Updates」がチェーンリンクのCCIPがソラナに対応したことによって、SolanaとShibariumの直接ブリッジが技術的に実現可能になったと報告しています。
Hey Solana projects that were talking about bridges — Chainlink CCIP is now officially live on Solana.
That means you can now use it to bridge directly to Shibarium.
No more excuses. pic.twitter.com/3bIemlBkKE
— Shibarium Updates 📢 (@Shibizens) May 20, 2025
ブリッジについて話していたソラナ関連プロジェクトの皆さん、チェーンリンクのCCIPがついにSolanaで正式に稼働開始しました。
つまり、これでShibariumへの直接ブリッジが可能になったということです。
もう言い訳はできませんよ。
Shibariumは、シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のイーサリアムL2であり、高速・低コストな取引環境を実現している他、オンチェーン取引で徴収された手数料の一部をSHIBのバーン(焼却処分)に充てる仕組みなども実装されています。
シバイヌとチェーンリンクは2024年12月に提携していたため、これによってSHIB・BONE・LEASHなどのトークンが合計14のブロックチェーン上で利用可能になっていましたが、CCIPがソラナに対応したことによってSHIBやShibariumの相互運用性も強化された形となっています。
Chainlink CCIPのソラナ対応は仮想通貨業界における重要な節目であるとも評価されており、これによって各ブロックチェーンの相互運用性がさらに強化され、仮想通貨業界全体の成長促進にもつながると期待されています。
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source:Chainlink発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Chainlinkプレスリリースから引用



























