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「ビットコインは金・ライトコインは銀・リップルはダイヤモンド」Charlie Lee


ライトコインの創業者であるCharlie Lee(チャーリー・リー)氏は、中国メディアとのインタビューの中で、BTC、LTC、XRPに対する自身の考えや、同氏が以前保有していた全てのLitecoinを売却した時の心境やその理由について語りました。

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「ライトコインを売って救われた」

昨年12月に、保有していた全てのライトコインを売却したリー氏は、その決断を下すにあたって大きな葛藤があったと述べており、実際に売却することを決定するまでには、2週間ほどかかっていたことを明かしています。

全通貨を売却した理由については、SNSなどに投稿するコメントなどが価格を動かしてしまう恐れがあったことなどから、”利益相反”を避けるために決定したとのことで、全コインを売ることによって得られた資金は全て寄付に当てたと説明されています。彼はライトコインを持たない生活を送ってきた結果、最終的には売却して良かったと思っていると語っています。

ライトコインの生みの親として知られるリー氏は、仮想通貨市場で特に大きな影響力を持つ人物の一人でもあるため、ライトコインを保有していた時は些細なコメントなどで厳しい指摘や批判を受けることも少なくなかったようです。彼は、全てのLTCを売却すると決めたのはそのような疑いや批判を排除するためでもあったことを明かしており、全てのライトコインを売却したことによって、以前感じていた重圧から解放されたように感じると述べています。

リー氏はLTCを全て売り払ったことによってライトコインに関する市場予測などを発表することができるようになったものの、これに関しては「少しだけ奇妙に感じる」と語っています。

仮想通貨市場の金、銀、ダイヤモンド

このインタビューの中でリー氏は、ビットコイン、ライトコイン、リップルの3つを比較して自身の考えを語っています。

ビットコインは「Gold」

ビットコイン(BTC)については、「最も優れた価値の貯蔵方法であるため、”どのような商品と比較されるべきか”を言えば単純に金である」と語っています。

リー氏は「ビットコインにはストレージの問題がないため、価値を転送するのも非常に簡単でもあり、多くの面で金よりも優れている」と述べており、楽観的な見方をするとビットコインの市場価値は10兆ドル(約1,100兆円)にも及ぶ金の市場価値を上回る可能性があるとも語っています。

ライトコインは「Silver」

ライトコイン(LTC)については、「ビットコインとライトコインは同じ思想を持っており、基本的な違いはブロックを処理するための費用とトランザクションの速度である」と説明しています。

LTCをBTCと比較すると、その基本的な設計が非常に似ているだけでなく、送金速度はライトコインの方が4倍も早いにも関わらず、実際にはビットコインの方が多く利用されています。ライトコインの価値が低いのは、それを利用するユーザーが少ないためだとされています。

リー氏は「ライトコインは少額の決済での使用に適している」と説明しており、ビットコインのネットワークは遅いものの、より安全であるとも付け加えています。

リップルは「Diamond」

リップル(XRP)についての考えも語ったリー氏は「極端に集中化されたXRP特有の性質は、ダイヤモンドに似ている」と説明しています。

その理由としては「集中化することによって市場を操作することを可能にし、供給も人為的に制御されているから」だと説明しており、やや皮肉の混じった表現で「プロポーズするためにリップルを購入するのであれば、それは非常に価値がある」と語っています。

リー氏はインタビューの後半で「ビットコインが仮想通貨の王になる」と述べており、『ライトコインの市場価値はビットコインの市場価値よりも10%ほど低い方が良い』と述べています。

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