仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)を運営しているテックビューロは、2018年10月19日に開催した臨時株主総会で「フィスコ仮想通貨取引所」への事業譲渡を承認したことを10月22日に発表しました。正式な事業譲渡は2018年11月22日付で行われることになります。
こちらから読む:正式な事業譲渡が決定「Zaif」これまでの経緯
Zaifユーザーは契約内容継承の「承諾」が必要
テックビューロが「フィスコ仮想通貨取引所」への事業譲渡を承認したことを2018年10月22日に発表しました。これにより仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)のサービスは、10月10日付の事業譲渡契約に基づいて2018年11月22日(木)にフィスコ仮想通貨取引所へと譲渡されることとなります。
この事業譲渡が完了した後、テックビューロは仮想通貨交換業の登録を廃止し、解散の手続きを行うと発表されています。
Zaifのサービスを利用しているユーザーは、10月22日〜11月21日までの間にテックビューロとの契約、両者間の権利義務を「フィスコ仮想通貨取引所」に継承することを承諾する必要があります。この承諾作業は22日からZaifの公式サイトで行うことができるようになっています。
承諾を行わなかった場合には、債権債務関係や契約関係はテックビューロとの間で残存することとなります。同社は同意画面の中で「承諾を行わなかった場合」について次のように説明しています。
当社は、本件譲渡後、仮想通貨交換業の登録を廃止した上で解散の手続を行う予定ですので、今後もこれまで同様に Zaif事業に関するサービスを皆様にご提供できない可能性が高いと考えております。
また、現在の当社の財務状態に鑑みますと、本件譲渡を承諾されなかった皆様が、当社に対して、当社に預託している仮想通貨の返還請求その他の請求を行ったとしても、当社がこれらの請求に対応できない可能性があることについてあらかじめご了承いただければ幸いです。
公式発表の内容は以下のリンクからどうぞ
>事業譲渡に関する株主決議について(Zaif公式)
流出した仮想通貨の返還について
Zaifから流出したビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)は、現物で変換される予定となっていますが、「仮想通貨の入出金サービスがいつ再開されるか」に関する具体的な日付はまだ決定していません。
モナコイン(MONA)に関しては、預かっていたうちの39.7%が現物で、60.3%が日本円で返還されることになります。換金する際に使用されるレートとしては「1MONA=144.548円」で変換されることも発表されています。
変換レートなどに関する詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
Zaifの仮想通貨返還などに関する詳しい説明はこちら