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テックビューロがマイニング事業開始「太陽光発電で利益増を見込む」

大手仮想通貨取引所「 Zaif 」を運営するテックビューロ社が、今回マイニング事業をスタートさせることを発表しました。
今後、テックビューロ社は Looop(ループ)と Crypto Mining Japan(クリプト・マイニング・ジャパン)の 3社間で業務提携を行い、組織的にビットコインマイニング事業に通り組む予定です。
また、今回の取り組みでは、マイニングコストの大半を占める電力の供給源として、「太陽光発電」を利用する計画とのことです。
この計画が成功すれば、日本に巨大な「エコマイニングファーム」が誕生することから、今回の発表でテックビューロ社への期待度が高くなっています。

テックビューロのマイニング事業の全貌


上記の画像は、今回テックビューロ社が発表したマイニングユニット(マイニングマシンを管理する 1ブロックの単位)です。
ユニットの屋根に設置したソーラーパネルで、マシンに電力を供給し、マイニング報酬を獲得する。という一連の流れが単一のユニットで完結します。
ビットコインのマイニングで最もコストがかかるのは「電力」です。
「マイニング報酬の半分は電気代」
と言われるほど、ビットコインのマイニングは電力を消費します。
なので、大手マイナーは必ず「電気料金」が安い国でマイニングファームを建設します。
世界で最もマイニングファームが集中する中国は、電気料金が日本の「半額以下」という価格設定になっています。
また北欧など、自然エネルギーで発電を行なっている国もマイナーが参入しています。
このような「マイニングコストは最終的に電力に左右される」という問題を解決するために、今回テックビューロ社は「太陽光発電」を選択しています。
よく考えられていますよね。

テックビューロ社の戦略

今回のマイニングファーム建設計画ですが、Looop が自社の太陽光発電のノウハウを持ち寄り、Crypto Mining Japan が高性能なマイニングマシンを開発し、テックビューロがマイニング報酬を市場へ流す。
という 3社間の役割分担がうまくできています。
また、今回日本で初めて ICO を大きく成功させた「 COMSA 」のノウハウを使い、テックビューロ社は、Looop社と Crypto Mining Japan社の ICO も来年行う予定です。
日本では高い電気料金というネックから、中々実現ができなかったマイニングファームが、ついに国内に建設されることへの期待度は大きいですね。
今後のテックビューロ社の続報に注目が集まります。
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