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マイアミの不動産「ビットコイン決済」に強気な姿勢


Sol Mar Real Estate(ソル・マール不動産)のオーナーである、Eric Fernandez(エリック・フェルナンデス)氏は、「フロリダ州マイアミビーチのブルーダイヤモンドに350万ドル(約3.9億円)のペントハウス・コンドミニアムをリストアップした。」と、Miami New Times(マイアミ・ニュー・タイムズ)が報じました。

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なぜマイアミがリードするのか

フェルナンデス氏は「ビットコイン(Bitcoin/BTC)決済による不動産購入の受け入れが人気を得るのは時間の問題である」と考えており、これからより多くの物件を仮想通貨やその他のデジタル通貨で不動産が購入されはじめると予想しています。また、不動産購入時にデジタル通貨が使用されると考える不動産業者は彼だけではありません。Bitcoinは国際的なバイヤーのためにカルト的な地位を築いており、マイアミではこの傾向をリードすると信じている人もいるようです。

不動産仲介業者のStephan Burke(ステファン・バーク)氏は、マイアミがビットコイン投資家にとって理想的市場であると指摘し、8月に販売するコーラル・ゲーブルスの邸宅を、南米・カナダ・アジア・ロシアから素早くを購入する方法をMiami Herald(マイアミ・ヘラルド)に掲載しました。
ビットコイン投資家のMike Komaransky(マイク・コマランスキー)氏は、2014年に640万ドル(約5億円)で購入した7ベッドルームの家を売りに出し、bitcoinでの決済を受け入れましたが、ビットコインを使用して購入された家はほとんどありませんでした。
仮想通貨やその他のデジタル通貨による取引が、今後どのように機能するかについて不動産業者からの案内はまだありません。未だビットコインをはじめとした仮想通貨などの購入は、仮想通貨先進国のアメリカでも一般的ではないようです。

ビットコインの課題とは

フェルナンデス氏は「不動産取引において手付金および追加預託金はエスクロー会社によって保管されます。しかし、買い手はBank of America(バンク・オブ・アメリカ)やWells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)に入金してビットコインを預けることはできません。」と、不動産の売買において、ビットコインでの支払いを受け入れることは難しいと述べました。
価値の変動が大きいBitcoinは、不動産取引でも難しい課題とされてます。テキサス州では、ビットコインを使用して不動産購入した一個人が、価値の変動により「130万ドル(約1.4億円)」を手にしました。しかし、フェルナンデス氏は、売り手の潜在的な不動産取引がBitcoin/BTCとイーサリアム(Ethereum/ETH)の未来に賭ける方法だと考えています。
不動産オーナーである彼は、これらの個人は新興市場を探し求めている投資家であり、その彼らは暗号化技術の利用が拡大すると考えていて、バイヤー・売り手、および貸し手の間の労働協約の物流をナビゲートすることができると確信していると語りました。