仮想通貨のハードウェアウォレットを製造しているLedger(レジャー)は、新製品「Ledger Nano X」をリリースすることを発表しました。同社は2019年1月16日にモバイル端末向けアプリ「Ledger Live Mobile」を公開することも予定しており、これら2つの製品はBluetoothで接続することができると説明されています。
モバイルアプリで「資産管理・取引」がさらに簡単に
仮想通貨ハードウェアウォレット「Ledger(レジャー)」の開発を手がけているLedger社は、先日アメリカ・ラスベガスで開催された「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で同社の新製品となる「Ledger Nano X」を発表しました。
この新製品は「Bluetooth機能」でモバイルアプリと接続することができるようになっているため、同社が2019年1月16日に「Google Play」と「iTunes」で公開することを予定している「Ledger Live Mobile」に接続して、仮想通貨を監視したり、取引を行ったりできるようになると説明されています。
従来のハードウェアウォレットは、基本的に資産保護のツールとして使用されていたため、送金や取引を行う際にやや使い辛いという問題がありましたが、今回の新製品はスマートフォンと「Leder nano X」をBluetoothで接続して簡単に資産管理や送金を行うことができるようになっているため、操作性や利便性が大きく向上しています。
仮想通貨「100種類」を保管可能
「Leder nano X」は、セキュリティが強化されている他、メモリ容量も増加しているため、一度に100種類の仮想通貨を管理できるようになっているとされています。なおデバイス自体は1,000種類以上のトークンに対応しており、操作性を向上させるためにデバイス自体の画面サイズもやや大きめに設定されているとのことです。
「Bluetooth接続を採用することによって”安全性”が低下するのではないか?」という疑問に対してLedger社は、『Bluetooth接続は、公開鍵などの公開データの送信にのみ使用されるようになっており、秘密鍵は含まれていないためセキュリティは堅牢である』と説明しています。
具体的な金額はまだ発表されていないものの、これまで主力製品として世界中で140万台以上出荷されてきたという「Ledger nano S」の価格が引き下げられると伝えられています。
「Leder nano X」は2019年1月7日から予約注文を受け付けており、出荷時期は今年3月だと伝えられています。モバイルアプリ「Ledger Live Mobile」は2019年1月16日に「Google Play」と「iTunes」で公開されます。