ロシア連邦教育・科学監督庁(Rosobrnadzor)は、2019年から統一国家試験にブロックチェーン技術を導入することを予定している伝えられています。ロシアでは近年、Blockchain技術を取り入れていく動きが強まってきています。
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ロシア連邦教育・科学監督庁(Rosobrnadzor)は、2019年度から同国の「統一国家試験(ЕГЭ)」にブロックチェーン技術を導入する予定であると伝えられています。この試験は、ロシアにおける「高校の卒業資格試験」のようなものであり、大学の予備試験の主な形態となっています。
同国のニュースメディアである「TASS」は、この決定は国家機関がブロックチェーン技術について議論を行った末に決定されたと報じています。詳しい情報は明らかにされていないもの、ブロックチェーン技術は「試験内容の印刷・スキャン」に適用される予定であると伝えられています。
ロシアからはここ最近でブロックチェーン技術に関連するプロジェクトが複数報告されており、ロシアの教育科学省は約1週間ほど前に「天然のダイヤモンドを追跡するためのブロックチェーン・プラットフォーム」も発表しています。
これまで「仮想通貨やブロックチェーン技術に関する明確な規制」が定められていなかったロシアでは、より具体的な法律や規制を作成するための取り組みが進められているため、これから環境が整うことによって、今後はロシアでも仮想通貨やブロックチェーン技術の採用がさらに加速する可能性があるともいわれています。