ビットコイン(Bitcoin/BTC)のLightning Network(ライトニングネットワーク)を経由した決済手段をHIP-HOP・Rapの世界で近年注目を集めている人気のアーティスト「Lil Pump(リル・ポンプ)」氏が、自身のオンラインストアで受け入れたことが明らかになり、仮想通貨業界で話題となっています。
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Lil Pump(リル・ポンプ)とは
Lil Pump(リル・ポンプ)こと本名Gazzy Garcia(ガジィ・ガルシア)氏は、2000年8月17日生まれ、現在18歳にも関わらず世界中で話題を集めているアメリカ・マイアミ出身のラッパーです。同氏が2016年10月にリリースしたデビュー・アルバム『LIL PUMP』はリリース直後から大ヒットを記録し、全米のストリーミング・アルバム・チャートで1位を獲得しています。
“ヒップホップ界の問題児”とも言われるLil Pump氏は、「彗星の如く現れた新進気鋭のラッパー」として急速に人気を博す一方で、
・無免許運転で逮捕
・住居内で発砲し逮捕
・新曲のアジア人差別で大バッシング
などといった複数の問題行為でもさらに注目を集めています。
このようなことなどから同氏に対する意見は賛否両論あるものの、依然として高い人気と注目を集めているのは確かであり、公式YouTubeチャンネルの登録者数は1,500万人以上にのぼっています。
Lightning Networkを「オンラインストア」で採用
オンラインストア「Unhappy.com」でグッズやチケットを販売しているリル・ポンプ氏は最近、同サイト内でLightning Network(ライトニングネットワーク)を経由したビットコイン決済を受け入れることを発表したため、仮想通貨業界でも話題となっています。
「Unhappy.com」では、
・Tシャツやパーカーなどのグッズ
・ライブのチケット
・アクセサリー
などが販売されています。
Lil Pump氏がオンラインショップでライトニングネットワーク経由のビットコイン決済を受け入れたことは、ビットコイン採用増加に直接大きな影響をもたらす訳ではないものの、同氏の人気や知名度から考えると「Lightning Network」や「ビットコイン決済」の普及を後押しする可能性もあると考えられます。
仮想通貨(暗号資産)との関わりが深まる「HIP-HOP界」
HIP-HOP(ヒップホップ)やRap(ラップ)の世界では、金銭や政治などに関する既存の問題点などがテーマとなっている場合も多いため、これまでにも複数の著名なアーティストたちが仮想通貨に関連するリリックを書いたり、仮想通貨で支払いを受け入れるなどの発表を行なっています。
最近の有名な例で言えば、世界的に知られるアーティストであるEMINEM(エミネム)が歌詞の中で『みんなかつてはニッケルを噛んでいた。いまではみんなビットコインをやっている』と語ったことも話題となっており、その他にはカナダ出身のラッパー「Lil Windex」氏がビットコイン・コアを激しく批判したヒップホップソング「Bitcoin Ca$h」をリリースしたことなども一部で話題となりました。
HIP-HOPの世界でこれらの仮想通貨を支持する文化は今後も拡大していくと予想されますが、リル・ポンプ氏などがライトニング・ネットワークを採用することによって、今後は実際にビットコインを使って安い手数料で迅速に支払いを行うことができる「Lightning Network」経由のビットコイン決済もHIP-HOPをはじめとする複数の音楽業界で採用されていく可能性もあります。
仮想通貨やブロックチェーン技術は、音楽業界における「著作権問題」や「アーティストの収益性」などの面にもメリットをもたらすことができると期待されているため、今後もこの業界に関する仮想通貨関連ニュースは増えていくことになると予想されます。
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