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バイナンス:独自ステーブルコイン「Binance GBP」発行へ|今後2ヶ月以内に予定


仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)が、今後数週間〜1、2ヶ月以内に独自のステーブルコイン「Binance GBP(バイナンスGBP)」を発行することが「Bloomberg」の報道で明らかになりました。

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BINANCE(バイナンス)の最高財務責任者(CFO)であるWei Zhou(ウェイ・ジョウ)氏はブルームバーグからの電話取材に対して、バイナンスは英ポンド(GBP)と100%連動する独自のステーブルコイン「Binance GBP(バイナンスGBP)」を今後数週間〜1、2ヶ月以内に発表する予定であると語ったと報じられています。

詳細が発表される際には、ステーブルコインの裏付けとなる英ポンド(GBP)を預金する銀行などについても明かされる予定となっており、裏付けとなるGBPを銀行に預けることによって利子を得て収益化を図ると説明されています。

また同氏は「Binance GBP」だけでなく、その他の通貨に連動するステーブルコインを発行することを予定していることも明かしていますが「米ドルに連動したステーブルコインを発行する予定はない」と伝えられています。

ジョウ氏は、同社の目標が「ユーロや円など世界のより多くの通貨で安定したコインを利用できるようにすること」だと語っており、世界中の人々が様々な国の法定通貨を使用している状況がステーブルコインにも反映されるべきだと考えていることを明かしています。

ユーザー視点で見ると、米ドルを使用しているのは世界の一部の人だけです。他の人々は他の通貨を使用しているため、そのような状況がステーブルコインにも反映されるべきだと私たちは考えています。

また、独自のステーブルコインを発行することによって、現在BINANCEの取引量の50%以上を占めるとされているテザー(Tether/USDT)のシェアが下がることも見込まれています。最近は「USDTの裏付けとなる資金が100%存在しているわけではない」といった問題が世界中で話題となっていましたが、バイナンスは自社が発行するステーブルコインを100%バックアップして、透明性を高めることを計画していると伝えられています。

先日はバイナンスの分散型取引所(DEX)である「BINANCE DEX」が日本のIPアドレスをブロックする予定であることが明らかになりましたが、同社が徐々に進めているその他のステーブルコインなどのプロジェクトは今後も仮想通貨市場に大きな影響を与えていくことでしょう。

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