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IOTAと台北市が提携 「スマートシティ」を目指す

台湾の首都である台北市は、IOTA財団と提携し、『スマートシティ』を目指して多数のプロジェクトを進めていることを発表しました。IOTA の革新的なブロックチェーンの技術を幅広い分野に応用する事で、スマートな社会を目指します。

IOTAによると、公的サービスや他の領域におけるデータの整合性と真正性の懸念を改善するために、多数のプロジェクトを通じて台北のニーズに合致する IOTA のブロックチェーン技術を適用する可能性を探るとのことです。

『デジタル市民カード』と『Airbox』

最初のプロジェクトとなるのが、IOTAのブロックチェーン技術である「TangleID」が組み込まれた『デジタル市民カード』です。このデジタル市民カードは不正開封防止機能を備えたシステムとして動作するもので、個人情報の盗難防止などに役立つようです。

すでに進行中であると言われているプロジェクトは、Edimax、Realtek、Asus、Academia Sinica、LASS、Taipei Cityの共同作業で、気温、湿度、光、汚染を検出する、手のひらサイズの空気センサーを作成する『Airbox』です。
これは既に市民の家庭や台北市の 150 の小学校に設置されています。
Airboxは、エアデータをオンラインで収集して共有しているため、包括的な環境センサネットワークになっています

今回の提携についてのコメント

台北市情報技術局「Wei-bin Lee局長」

台北市情報技術局の Wei-bin Lee局長は、IOTAのパートナーシップについて以下のようにコメントしました。

「IOTAは、独自の技術のおかげで、暗号通貨の世界で革新的なプレーヤーの1つです。台北市は常に IOTA の技術を考えており、このパートナーシップは台北市民を『スマートシティの時代』に導く戦略的な動きです。我々は台北市へのIOTA財団を歓迎し、一緒に未来に着手することに興奮しています。」

IOTA財団の共同設立者 「Dominik Schiener氏」

また、IOTA財団の共同設立者 Dominik Schiener氏はこのように述べました。

「台北市との提携は、ビジネスモデルのための新しい基盤と私たちの技術の実際の実装を提供しています。IOTAの技術が真の価値を提供するさまざまなシナリオで実装され、投票詐欺に影響を与えることさえ知っていることは素晴らしいことです。」

今後のプロジェクトの詳細についてはまだ議論中ですが、将来のプロジェクトを促進するために、台北市に事務所を開設するように IOTA に勧めているようです。

ドイツに本拠を置く IOTA は、これまでにも多くのパートナーシップを発表しており、今後もさらに多くの発表を予定していますので、発表があり次第報告していきます。