株式会社リクルート(RECRUIT)は、投資子会社である「合同会社RSPファンド6号」を通じて、Lightning Network(ライトニングネットワーク)に対応したビットコインウォレットを提供するイスラエル企業「Breez Development Ltd.(ブリーズ)」に出資したことを2019年6月10日に発表しました。リクルートは、今回の出資を通じてブリーズのサービスの「品質向上」や「利用拡大」をサポートしていくと説明しています。
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Breez Development Ltd.(ブリーズ)とは?
Breez Development Ltd.(ブリーズ)とは、ビットコイン(BTC)を高速かつ安値に送金することができるLightning Network(ライトニングネットワーク)に対応したウォレット「Breez(ブリーズ)」を開発・運営しているイスラエルの企業です。
同社は、ライトニングネットワークに必要なシステムを自社で開発・提供しているほか、店舗向けのPOSシステムの開発・提供も行っており、高速かつ手数料の安いビットコイン決済の導入を促進することを目指しています。
Breez(ブリーズ)は、一般的な複数の仮想通貨に対応しているウォレットとは異なり「ビットコイン」に特化したウォレットとなっています。同社の公式サイトによると「Breez」を利用するユーザーは、ライトニングネットワークを経由して、数秒以内にほぼ無料でビットコインを送金することができると説明されています。
品質向上や利用拡大をサポート
リクルートは今回の出資を通じて「Breez」の品質向上や利用拡大をサポートしていくを説明しています。リクルートの公式発表では、「Breez」のサービスを使用することによって、これまでは10分以上の時間がかかっていたビットコイン取引を「1秒以内」で処理することが可能になり、マイニングを最小限に抑えられるため「消費電力コスト」と「決済手数料」を抑制することもできると説明されています。
仮想通貨関連の事業にも積極的に投資を行ってきたリクルートは、2017年に「株式会社リクルートライフスタイル」と「Coincheck(コインチェック)」の提携を通じてビットコイン決済サービスを提供していた他、昨年12月には仮想通貨を担保に法定通貨を貸し出すサービスを手がけている「BlockFi Inc.ブロックファイ」に投資し、今年2月には匿名仮想通貨である「ビーム(Beam/BEAM)」にも出資を行っています。
今後の具体的な取り組みなどについては明らかにされていないものの、リクルートが以前に日本国内における仮想通貨決済の普及を支援していたことを考えると今後の展開にも期待が高まります。
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