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アフリカ地域で「ブロックチェーンスマホ」初公開|年内5,000台生産へ:PundiX(NPXS)


仮想通貨プンディエックス(PundiX/NPXS)を発行しているブロックチェーン企業「PundiX」は、同社が開発しているブロックチェーンスマートフォン「XPhone」をルワンダの首都キガリで公開しました。これはアフリカ地域で初めて公開されたブロックチェーンスマホであると報じられています。

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ブロックチェーンOS搭載スマホ「XPhone」

PundiXは2019年7月16日に開催された「GSMA Mobile 360​​ Africa」のイベントで、同社のブロックチェーンスマートフォンである「XPhone」を発表しました。これはアフリカで初めて公開されたブロックチェーンスマートフォンだと報じられています。

「XPhone」は、ブロックチェーン技術を活用した新しい機能を複数搭載しているため、昨年から世界的に注目を集めています。このスマートフォンは一般的な携帯電話のように使用できるだけでなく、簡単な切り替えで「ブロックチェーンOS」に切り替えることもできるようになっています。

ブロックチェーンOSに切り替えると「通話・メール・SNS」などの一般的な機能をブロックチェーンを介して使用することができるため、セキュリティやプライバシーを保護することができます。

電話を行う場合には、相手の電話番号を使用せずにネットワークを支えるノードを介して電話をかけることができるようになっているため、中央集権的なサーバーや一般的な通信キャリアに頼ることなく電話することができます。

現在一般的なブロックチェーンスマートフォンは主に「仮想通貨ウォレット」としての機能性で注目を集めているため、ブロックチェーンそのものを基盤技術として組み込んでいる「XPhone」は様々な地域で新しい連絡手段として普及していく可能性を秘めています。

今後は世界各国で展開予定

PundiXの開発チームは、2019年末までに5,000台のXPhoneをリリースすることを予定しており、現在はこれらの端末を発売するために通信会社と提携することを望んでいると伝えられています。

「XPhone」は特に販売地域を限定する予定はなく、日本を含めた世界各国で展開していく予定だと伝えられているため、今後の発表にはさらに期待が高まります。

PundiXは仮想通貨決済の普及にも取り組んでおり、先日は世界150カ国に3,500万台以上の決済デバイスを提供している「VeriFone(ベリフォン)」の製品「VeriFone X 990」に自社の仮想通貨決済技術を統合したことを発表しています。

仮想通貨ブロックチェーン技術を”実用的なツール”として展開し続けている「PundiX」は、これらの技術を一般的なものとして世界に広めていく可能性を秘めています。

2019年7月19日|PundiX(NPXS)の価格

PundiX(NPXS)の価格は、ここ最近の下落で0.05円台まで下落していましたが、現在はやや回復してきており、2019年7月19日時点では「1NPXS=0.066円」で取引されています。

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2019年6月19日〜7月19日 NPXSのチャート(引用:coingecko.com)