仮想通貨取引所Huobi(フォビ)が出資しているブロックチェーンスマートフォン「Acute Angle(アキュート・アングル)」が、2019年9月11日から中国で発売されることが明らかになりました。このスマートフォンには、ウォレットやDAppsストアなどが標準搭載されており、特定の行動を行うことによって仮想通貨を入手することもできると伝えられています。
こちらから読む:コインチェックが”新たな交換サービス”を発表「仮想通貨」関連ニュース
仮想通貨トレーダー向けの「多彩な機能」を搭載
ブロックチェーンスマホ「Acute Angle(アキュート・アングル)」は、Huobi(フォビ)が出資しているプロジェクト「Whole Network(ホール・ネットワーク)」によって開発されています。
このスマートフォンは「Android(アンドロイド)」ベースのブロックチェーンスマートフォンとなっており、
・プッシュトレード通知
・DAppウォレット
・コールドウォレットプラグイン(オプション)
・ネイティブトークン「NODE」
などといった様々な仮想通貨関連機能が搭載されているとのことです。
「Acute Angle」には「仮想通貨ウォレット」や分散型アプリケーション(DApps)をダウンロードするための「DAppsストア」が標準搭載されており、アプリをダウンロードしたり、広告を閲覧したりしたユーザーには活動報酬として、ネイティブトークン「NODE」が支払われるとされています。
端末の販売価格は約515ドル(約54,690円)となっており、Huobiが発行する仮想通貨「Huobi Token(HT)」で購入することができるとのことです。販売時期としては2019年9月11日に中国、2019年第4四半期には東南アジア向けに提供され、その後は欧州・米国向けに販売地域を拡大する予定だと伝えられています。
Huobi GlobalのCEOであるLivio Weng氏は次のように述べています。
私たちは「ブロックチェーンスマホは将来のブロックチェーン業界の発展において有望な分野になる」と感じています。業界が発展し、5Gのようなイノベーションがテレコミュニケーションシステムに統合されていくにつれて、今後ますます多くの仮想通貨コミュニティがモバイルデバイスでの取引を求めるようになっていくと考えています。
ブロックチェーンスマートフォンを販売する企業はここ数年間で急速に増えてきており、仮想通貨関連企業ではSirin LabsやPundiXなどが独自のブロックチェーンスマホを公開しています。
ブロックチェーンスマホに関する記事はこちら