カルダノ(Cardano/ADA)プロジェクトで開発を担当している「IOHK」は2019年9月26日に、Cardanoブロックチェーンの開発段階「Shelly(シェリー)」のテストネットが第2段階に入ったことを発表しました。Shellyアップデートはロンドンでのテストを成功させ、コミュニティでも利用できるようなったとされています。
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テストネットがコミュニティで利用可能に
Cardanoプロジェクトで進められている現在の開発段階「Shelly(シェリー)」は、Cardanoネットワークを本格的に分散化するための重要なステップであり、このステップはさらに3つの段階に分けられています。
Shellyテストネットの第1段階が完了したことは以前に発表されていましたが、今回の発表では開発段階が第2段階へと進み、コミュニティがネットワークに参加できるようになったことが報告されています。
この新しいフェーズは、カルダノ・Shellyの時代における重要なマイルストーンである「Ouroboros Genesis(ウロボロス・ジェネシス)」コンセンサスアルゴリズムの最初の分散実装だと説明されています。
今回の段階に突入したことによって、IOHKとコミュニティは「Ouroboros」を基盤とした分散型ネットワークを”メインネット接続前”にテストすることができるとのことです。
Cardanoネットワーク内の全てのノードは、現在「カルダノ財団・IOHK・EMURGO」のいずれかによって制御されていますが、Shellyアップデートが完了することによってネットワークは「完全な分散化」という目標を達成することになります。Cardanoチームによると、これによってCardanoネットワークはその他のブロックチェーンネットワークの「50〜100倍」ほど分散化されるとのことです。
第3段階のテストはコミュニティで待ち望まれている「ステーキング報酬」に関するテストとなっているため、今後の発表にはさらに期待が高まります。
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2019年9月28日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、今月25日に4円台まで下落して以降は横ばいの状態が続いており、2019年9月28日時点では「1ADA=4.26円」で取引されています。
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