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中国で「ブロックチェーン・ビットコイン」への関心が急増|習近平国家主席の発言受け


中国の習近平(しゅう きんぺい)国家主席が先週ブロックチェーン技術を全面的に取り入れていく計画を語った後に同国で「ブロックチェーン」と「ビットコイン(Bitcoin/BTC)」の検索量が急増していることが報告されています。

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ブロックチェーンの検索量「170%」急増

中国の習近平国家主席が先週ブロックチェーン技術について語った後も、中国国内ではブロックチェーン関連の報道が相次いでいます。このようなことの影響もあってか、中国の検索エンジン「Baidu(バイドゥ)」と、メッセージングアプリ「WeChat(ウィーチャット)」ではブロックチェーン関連キーワードの検索量が急増していることが報告されています。

仮想通貨メディア「The Block」の報告によると、「ブロックチェーン」というキーワードは習近平国家主席がブロックチェーンについて語った先週25日に「Baidu」で72,049回検索されており、前日比で1382.79%増加していると報告されています。

また「WeChat」では検索量が329%増加し、3,331,874回検索されており、翌日には「WeChat」と「Baidu」の両方で「ブロックチェーン」の検索ボリュームが約170%増加したと報告されています。

ビットコインの検索量も急増中

別の報告ではブロックチェーンだけでなく「ビットコイン」の検索量も同様に増加していると報告されており、26日時点の「Baidu」では前日比で244.9%、「WeChat」では316.85%急増していると報告されています。

「ビットコイン」の検索量が増加しているのは、中国でブロックチェーン関連の報道に合わせてビットコイン関連の報道を行われているためだと考えられます。先日は中国の国営テレビ局である「CCTV.com」がビットコインを紹介する番組を放送し、”史上初のブロックチェーンアプリケーション”としてビットコインの基本的な技術と分散型台帳技術の仕組みを説明したことが報告されています。

ブロックチェーン技術について学ぶ際には、必然的に「ビットコイン」について学ぶことになるため、中国でブロックチェーンに対する関心が高まるにつれて、ビットコインへの関心もさらに高まることになると予想されます。

AIとブロックチェーン「貿易金融」に活用する動きも

中国では早速ブロックチェーン関連の研究が進められていることも報告されており、27日のロイターの報道では「中国国家外貨管理局(SAFE)はブロックチェーンと人工知能(AI)を国をまたいだ貿易金融の分野に活用する計画を立ている」と報告されています。

SAFEは特に”リスク管理”の分野に注意を払っているとされており、同局の副局長であるLu Lei(ルー・レイ)氏は『デジタル金融フィンテックの発展を注視する必要がある』と語ったとされています。

デジタル金融とフィンテックの急速な発展に特別な注意を払う必要があります。

(新しい)ビジネス形態がどこに向かっているのか完全に確信できない場合、リスク管理に注意を払わなければなりません。

習近平国家主席がブロックチェーン技術に言及した後には、ビットコインをはじめとする複数の仮想通貨の価格も急騰しており、アルトコイン市場では、ネオ(NEO)やオントロジー(ONT)などといった中国系仮想通貨の価格も高騰しているため、今後も中国の動きには特に注目が集まります。

>>「The Block」の報道はこちら
>>「ロイター」の報道はこちら

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