カルダノ財団(Cardano Foundation)は、2019年11月6日のツイートで「Cardano Gold(カルダノゴールド)」と呼ばれる名称のプロジェクトが”Cardanoの商標権を侵害している”と報告し、このプロジェクトは詐欺であるとして注意喚起を行いました。
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「Cardano Gold」は商標権侵害の詐欺
カルダノ財団は2019年11月6日のツイートで「Cardano Gold(カルダノゴールド)」と呼ばれるプロジェクトの名前を挙げた上で「このプロジェクトがカルダノ財団とは一切関係のないプロジェクトであること」や「Cardano Goldが商標権を侵害していること」を強調しました。
プロジェクト名が似ているため一見するとカルダノと関係のあるプロジェクトのようにも見えますが、カルダノ財団側は「Cardano Goldの商標は違法であり、詐欺である」と指摘しており、騙されないようにと注意喚起を行なっています。
カルダノゴールドは、私たちと一切関係ありません。このプロジェクトは私たちの商標権を侵害しており、商標法に違反しています。Cardano Goldが使用している商標は違法であるため、私たちはこの詐欺に注意することをお勧めします。
ビットコインやイーサリアムなどといった複数の仮想通貨を保管することができる「ウォレットアプリ」や「仮想通貨デビットカード」を提供している「カルダノゴールド」のプロジェクトは、現在クラウドセールを開催しており、1カルダノゴールドコインあたり25.5ドル(約2,800円)で販売されていますが、このプロジェクトに関しては詐欺である可能性が複数指摘されているため注意が必要です。
公式サイトのチームメンバーも「関与を否定」
「カルダノ」はイーサリアムの共同設立者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏によって作成されましたが、「カルダノゴールド」はホスキンソン氏によって作成されたものではありません。
また「カルダノゴールド」の公式サイトで”クラウドセール顧問”として名前が記載されているArnab Naskar氏本人も、自身のTwitterで『私は”カルダノゴールド”に所属していない』と断言しています。
詐欺?私は「カルダノゴールド」に所属していません。アドバイザーとして私の名前を使用している詐欺のようです。
この他にも「カルダノゴールドのCEO」として名前が記載されているEnrico Campagnol氏も、このプロジェクトが詐欺であると報告しています。
カルダノゴールドのロゴマークは「カルダノ」のロゴマークに非常に似ており、関連するプロジェクトのようにも見えますが、詐欺である可能性が非常に高いため注意が必要です。
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