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Disney:仮想通貨「Tron/TRX」関連の商標登録を却下|SF映画トロンとの重複を指摘


トロン(Tron/TRX)が申請していた3つの商標が「Disney(ディズニー)」の申請によって却下されたことが米国特許商標庁(USPTO)の報告で明らかになりました。ディズニー側は「TRON」という名称がSF映画「TRON」のブランドに混乱を招き、損害を与える可能性があると主張しています。

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「TRON・TRONNETWORK・TRONIX」の商標を却下

トロン(Tron/TRX)は、Justin Sun(ジャスティン・サン)氏が創業した「エンターテイメント特化の分散型ストレージプラットフォーム」であり、ゲーム系の分散型アプリケーション(DApps)が数多く構築されているブロックチェーンプラットフォームとしても知られていますが、この「Tron」という名称は「Disney(ディズニー)」のSF映画「Tron(トロン)」と重複しているため、商標の面で問題が発生しています。

Tron財団の中国パートナーである「Raybo Technology」は2018年2月に「TRON・TRONNETWORK・TRONIX」という3つの商標と申請しましたが、この申請に対してディズニーは迅速に異議を唱えたと報告されています。

米国特許商標庁(USPTO)の報告によると、ディズニー側は「”仮想通貨Tron”の商標が”SF映画Tron”のブランドに損害を与える」と主張しており、これに対するTron側の応答がなかったため「TRON」を含めた3つの申請は却下されたと伝えられています。

具体的には「TRON」の単語が大文字になっていることなどが指摘されており、公式サイトなどで掲載されているフォントなどといった様々なシーンで問題のある表示がなされていると説明されています。

(画像:Tron公式サイト

ディズニー「TRONブランドに混乱を招く」と主張

ディズニー側は「TRONの表記が似ていることによって、ディズニーやブランドに混乱が引き起こされている」と主張しており、「SF映画Tron」に関連する映画・テーマパーク・ゲームなどを探している人々が、誤解して「仮想通貨Tron」のプロジェクトに転向する可能性があると指摘しています。

仮想通貨メディア「Decrypt」の報道によると、Compoundの顧問弁護士であるJake Chervinsky氏は「TronはUSPTOから要求を受けたにも関わらず、弁護士を雇っておらず、返答もしていないため、商標取得の試みを完全に諦めた可能性がある」と語っています。

また仮想通貨業界では、今回のことを受けて「仮想通貨Tron」がその名称を変更する可能性も考えられると囁かれているため、今後Tron側がどのような対応をとっていくかにも注目です。Tronの名称変更が価格に影響を与えるかどうかは不明であるものの、Tronのエコシステムはすでに大きく成長しているため、Tron関連のプロジェクトに関わっている企業にとってはあまり好ましくないことだと考えられます。

(参照元:「USPTO」の書類1書類2書類3

Justin Sun氏は「誤解」だと指摘

(追記:2019年12月22日)
TronのCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、今回の報道内容が”誤解”であることを指摘し、「ディズニーが申し立てはTronの主要な商標には影響を与えない」と説明を行いました。

仮想通貨の「TRON」という名称に関しても、すでに世界中で商標登録を受けているため、今後もTronは定評のある名前とブランドを使用し続けていくと説明されています。

2019年12月21日|トロン(TRON/TRX)の価格

トロン(TRON/TRX)の価格は今月18日に1円近くまで下落したものの、現在はやや回復しており、2019年12月21日時点では「1TRX=1.76円」で取引されています。

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2019年12月7日〜2019年12月21日 TRXのチャート(引用:coingecko.com)