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ディズニー・Tronの商標問題は「誤解」Justin Sun氏が間違いについて説明


トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、先日複数のメディアなどで報じられた「TRON関連の商標がDisney(ディズニー)」の申し立てによって却下された」という報道に反論し、そのような報道は誤解であり、”Tronの主要な商標は影響を受けない”と説明を行いました。

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ディズニーの申し立て「Tronへの影響はない」

トロン(Tron/TRX)は米国特許商標庁(USPTO)に対して複数の商標を申請していますが、先日の報道ではこれらの商標の中の「TRON・TRONNETWORK・TRONIX」という3つの商標がDisney(ディズニー)の申し立てによって却下されたと報じられていました。

これは世界的に人気のSF映画「TRON(トロン)」と、仮想通貨「TRON(トロン)」が同じ名称であり、テキストのデザインなども似ていたことが原因だと伝えられていました。

これに対して一部の専門家は「Tronは申し立てに対して反論を行なっておらず、弁護士も雇っていないため、商標取得の試みを諦めた可能性がある」と語っていましたが、TronのCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏はその後のツイートで「これらの報道は誤解である」ということを説明しました。

ジャスティン・サン氏が合計6つのツイートに分けて説明を行なった内容は以下のようなものとなっています。


TRONのブランドは世界的に定評があり、高い評判を得ています。「TRONの商標がディズニーによって無効にされた」と主張する情報は間違いです。

商標出願が米国で提出される場合は、商標が属する製品またはサービスの「クラス」を指定する必要があります。

TRONは、米国の異なるクラスで様々な商標を出願していますが、その多くは異議を申し立てられておらず、ディズニーの影響を受けていません。

ディズニーが申し立てを行ったものは「補足クラス」に属しており、防衛目的で提出されたものです。従ってTronの主要な商標には影響を与えません。

Tronは引き続き、米国で積極的に商標を申請していきます。Tronはすでに世界中の多くの国で商標登録も受けています。

要するに、これは登録に関する手続きであり、Tronの名前の使用に関する決定ではありません。Tronは定評のある名前とブランドを使用し続けます。

仮想通貨業界では「Tronが名称を変更する可能性もある」と囁かれていましたが、ジャスティン・サン氏によるとそのような変更が行われる予定はなく、今後も引き続き「TRON」という名称が使用されるとのことです。

2019年12月22日|トロン(TRON/TRX)の価格

トロン(TRON/TRX)の価格は先日28日に1円近くまで下落したものの、その後はやや回復しており、2019年12月22日時点では「1TRX=1.52円」で取引されています。

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2019年12月8日〜2019年12月22日 TRXのチャート(引用:coingecko.com)