ネム財団(NEM Foundation)は、2020年1月10日に仮想通貨ネム(NEM/XEM)の新ブロックチェーンカタパルト(Catapult)の「パブリックテストネットのローンチ」および「新ブランド”SYMBOL From NEM”」を発表しました。
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次世代型ブロックチェーンプラットフォーム「SYMBOL」
ネム財団(NEM Foundation)は、2020年1月10日に仮想通貨ネム(NEM/XEM)の「パブリックテストネットのローンチ」と「Catapult(カタパルト)」というコードネームで知られていた次世代型ブロックチェーンプラットフォームの新名称「SYMBOL From NEM」を発表しました。
Catapult(カタパルト)は元々”NEM大型アップデートの名称”として知られていましたが、これはあくまでも新たなチェーンのコードネームであり、先日行われたコミュニティ投票で「SYMBOL(シンボル)」という名称が正式に採用されています。
SYMBOL(シンボル)は「簡単に相互運用と設定ができるプラグインエンジンが搭載された企業向けのフル装備ソリューションだ」と説明されており、SYMBOLのプラグインを使用することによって、
・デジタルアセットの作成
・分散型スワップ
・マルチレベルマルチシグアカウント
・高度なアカウントシステム
・ビジネスロジックモデリング
・パブリックデータとプライベートデータ間のやり取り
などが可能になるとのことです。
SYMBOLのテストネットについて
SYMBOL(シンボル)のテストネットは、開始当時は参加者が限定されていたものの、今回のパブリックテストネット公開に伴い、コミュニティ・消費者・NEMパートナーも参加できるようになっています。
これらの人々はカタパルトのウォレットをダウンロードしてパブリックテストネットに参加することによって「テスト用の仮想通貨(取引所などでは売買できない)」を受け取ることができます。
SYMBOLのメインネットローンチは元々「2020年第1四半期(2月〜3月頃)」を予定とされていましたが、今回の発表では「2020年初頭」とされています。
次世代ブロックチェーンエンジンである「SYMBOL From NEM」では、SYMBOLトークンと呼ばれている新しい通貨が発行されますが、この新通貨のティッカーシンボルは投票で決定されることになっており、ティッカーシンボル投票は2020年1月13日〜17日にかけて行われる予定となっています。
なお「SYMBOLトークン」のローンチ後も「XEMトークン」はNIS1プラットフォームで機能する通貨として残るとのことで、「SYMBOL」はNIS1プラットフォームで共存することになるとされています。現在XEMトークンを保有している人々は、XEM残高のスナップショット取得前、または取得後にSYMBOLトークンを1:1でオプトインすることができると説明されています。
2020年1月11日|ネム(NEM/XEM)の価格
ネム(NEM/XEM)の価格は今月3日に3円台まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年1月11日時点では「1NEM=3.63円」で取引されています。
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