ビットコイン(Bitcoin/BTC)の作成者「サトシ・ナカモト」を自称しているCraig Wright(クレイグ・ライト)氏が、これまでは”アクセスできない”とされていた110万BTCに「アクセスできるようになった」と主張していることが明らかになりました。ビットコイン・サトシビジョン(Bitcoin SV/BSV)の価格は100%以上高騰しています。
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ビットコイン所有権の裁判で「新たな文章」を提出
Craig Wright(クレイグ・ライト)氏は、以前のパートナーである故Dave Kleiman(デイブ・クレイマン)氏と共にビットコイン誕生初期にマイニングした「110万BTC」の取り分を巡ってクレイマン氏の家族と裁判を行なっていましたが、クレイグ・ライト氏は『この110万BTCは”Tulip Trust”という信託資金として保管され、暗号化されており、暗号化の鍵を別の者が所有しているため、BTCにアクセスができない』と述べていました。
クレイグ・ライト氏は「110万BTCの半分」をクレイマン氏の家族に支払うことを認めていましたが、これまでは”BTCの暗号鍵が入手できないこと”を理由に支払いは行われておらず、裁判所側は『2020年2月3日までにBTCにアクセスできるかどうかを通知するように』と命じていました。
しかし、今回クレイグ・ライト氏の弁護士が裁判所に提出した文章には『ライト博士は、第三者が暗号化されたファイルを解読するために必要な情報と鍵を提供したことを裁判所に通知し、裁判官の命令通りにビットコイン保有のリストを原告側に送った』と記されているため、”Tulip Trust”の管理人がBTCにアクセスするための情報を提供したのだと考えられています。
今回の文章には、アクセスできるようになった具体的な金額は記されていないものの、仮想通貨業界では「クレイグ・ライト氏が110万BTCの存在を証明することができれば、同氏がサトシ・ナカモトである可能性が高まる」として注目が集まっています。
クレイグ・ライト氏が率いている仮想通貨「ビットコイン・サトシビジョン(Bitcoin SV/BSV)」は、過去24時間で110%以上急騰しており、時価総額ランキングで4位にまで上昇しているため、今後の動きにも注目です。
(参照元:Scribd.com)
2020年1月15日|ビットコインSV(BSV)の価格
ビットコインSV(BSV)の価格は今月10日頃までは12,000円前後で推移していたものの、その後は急速に上昇しており、2020年1月15日時点では「1BSV=43,057円」で取引されています。