仮想通貨市場では過去1ヶ月間に渡って回復傾向が見られていたものの、現在は「価格上昇を続ける通貨」と「抵抗線付近で伸び悩む通貨」がみられ始めており、今後の動きには注目が集まっています。BTC・ETH・XRPなどの主要通貨はレジスタンスライン付近での停滞が続いていますが、ネム(NEM/XEM)は先日1日に1月の高値を突破し、上昇傾向を維持しています。
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抵抗線突破で「5円台」まで回復|上昇傾向を維持
ビットコイン価格は先月29日に再び100万円のラインを突破したものの、その後は大きな価格上昇も見られておらず、記事執筆時点でも100万円付近の価格帯を維持しています。また、イーサリアム(ETH)やエックスアールピー(XRP)も同様にここ数日間では特に大きな上昇も見られておらず、主要な抵抗線よりもやや低い価格で推移しています。
しかし、ネム(XEM)に関しては先日1日の午前1時頃から急騰しており、今年1月下旬の高値を更新して5円台まで回復し、およそ1ヶ月ほど継続している上昇傾向を維持しています。
XEMの価格は2018年1月に200円台まで上昇したものの、その後2年間に渡って続いた下落相場で価格は97%ほど減少し、2020年1月3日には3.2円付近まで下落していました。この1ヶ月間で見られたXEM価格の上昇は仮想通貨投資家の注目を集めており、今後の回復にも期待が高まっています。
過去1ヶ月で「64%価格上昇」今後注目のラインは?
XEMの価格上昇率は「過去1週間で32%、1ヶ月間で64%」となっており、1月の安値と比較すると71%上昇しています。先日の価格上昇に関しては明確に要因だと考えられるニュースがあるわけではないものの、NEMの技術は以前から政府関連のプロジェクトを含めた様々な取り組みで活用されており、最近ではNEMのの新ブロックチェーン「カタパルト(Catapult)」に関する発表も続々と報告されているため、総合的にみて上昇要因は数多く存在すると考えられます。
過去1ヶ月間では高値更新後に一時的な反発がみられる動きが続いていたため、この動きが続くのであれば一時的に調整が入る可能性がありますが、過去の動きでは反発後に200日移動平均線(200MA)付近で反発する動きが続いていたため、反発がみられた場合は「200MAのライン」または「抵抗線となっていた4.8円付近の価格帯」が注目すべきラインになると考えられます。
このサポートラインを下回ってしまった場合には上昇トレンドは終了し、下落相場が続く可能性がありますが、サポートを維持することができればさらなる高値更新にも期待が高まります。NEMプロジェクトに関しては技術開発も積極的に進められており、実社会での活用も順調に進んでいるため、今後再び下落相場に突入した場合でも一定のラインでサポートが形成される可能性が高いと予想されます。
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