仮想通貨関連の仲介サービスやビットコインATMなどを展開している「Cryptobuyer(クリプトバイヤー)」は、2020年5月7日に支払処理企業である「Mega Soft(メガ・ソフト)」と提携を結び、ベネズエラの店舗・企業で仮想通貨決済を大量導入する計画を明らかにしました。
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仮想通貨決済を「ベネズエラ」で大量導入
Cryptobuyer(クリプトバイヤー)は支払処理企業である「Mega Soft(メガ・ソフト)」と提携を結び、「Merchant Server」と呼ばれるプラットフォームを介してベネズエラで仮想通貨決済を大量導入することを計画しています。
同社の公式発表によると、ベネズエラに住む人々は2020年6月から同国にある2万以上の店舗や企業で仮想通貨を使用することができるようになるとされています。
このプラットフォームは、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(litecoin/LTC)
・ダッシュ(Dash/DASH)
・テザー(Tether/USDT)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
・ダイ(Dai/DAI)
・クリプトバイヤー(Cryptobuyer/XPT)
などの仮想通貨に対応しているとのことで、法定通貨での支払いにも対応することができると伝えられています。
ベネズエラは数年前からハイパーインフレの問題に悩まされているため仮想通貨の需要が急速に高まっていますが、「Merchant Server」の導入が進めばベネズエラでの仮想通貨決済がさらに加速することになると予想されます。
CryptobuyerのCEOであるJorge Farías(ジョルジョ・ファリアス)氏は今後の目標として『2020年末までに10万以上の加盟店を”Cryptobuyer Pay”のネットワークに統合し、ベネズエラだけでなくラテンアメリカとヨーロッパでもPOS端末やATMを導入することを目指している』と語っているため、今後のさらなる発展にも注目です。
なお、同社は今年3月に「Celo Foundation(セロ財団)」が立ち上げたLibra協会メンバーなどを含めた50社以上が参加するブロックチェーンアライアンス「Alliance for Prosperity」にも参加しており、Cryptobuyerが提供しているPOSシステムは、今年1月時点でベネズエラの「Burger King(バーガーキング)」に導入されたことも報告されています。