暗号資産取引所「Liquid by FTX(リキッドバイエフティーエックス)」の基本情報やサービスの概要、取り扱う仮想通貨・特徴・メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します。
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Liquid by FTXとは
Liquid(リキッド)とは、2017年9月に金融庁から暗号資産交換業者(関東財務局長 第00002号)として登録を受けた「FTX Japan株式会社」が運営している暗号資産取引所です。
同社は元々2014年に設立されたQUOINE株式会社が提供する「Quoinex」としてサービスを提供していましたが、その後のリニューアルで「Liquid by Quoine」へとサービス名称を変更、さらに2022年3月にはFTXがLiquidを買収したことに伴い「Liquid by FTX」へとサービス名称が変更されました。
そのため現在は「FTX Japan株式会社」が運営する暗号資産取引所『Liquid by FTX』としてサービスが提供されており、暗号資産の現物取引・レバレッジ取引・クイック販売所などのサービスが提供されています。
取り扱う暗号資産
Liquid(リキッド)が取り扱っている暗号資産は、2022年4月時点で以下の11銘柄となっています。
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ステラルーメン(Stellar Lumens/XLM)
・ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)
・ソラナ(Solana/SOL)
・ポルカドット(Polkadot/DOT)
・FTXトークン(FTX Token/FTT)
・キャッシュ(Qash/QASH)
サービスの種類・概要
暗号資産の現物取引(スポット取引)
暗号資産の現物取引(スポット取引)サービスでは、Liquidが取り扱っている暗号資産を様々な取引ペアでトレードすることができます。
一般的な暗号資産取引所では「日本円(JPY)」や「ビットコイン(BTC)」の取引ペアが提供されていますが、Liquidでは「BTC・ETH・QASH」などの暗号資産通貨ペアに加えて、「JPY・USD・EUR・HKD・SGD・AUD」などといった様々な国の法定通貨との取引ペアも提供されています。
「Liquid」の取引画面は自分の好きなようにカスタマイズすることができるように設計されており、トレンドラインを引いたり、様々な種類のインジケーターを表示させることもできるため、初心者から上級者まで多くの人々が活用できるようになっています。
Liquid(リキッド)の現物取引サービスで提供されている取引ペアは、2022年4月時点で以下のようになっています。
【JPYマーケット】
・BTC/JPY
・ETH/JPY
・XRP/JPY
・BCH/JPY
・QASH/JPY
・XLM/JPY
・LTC/JPY
・BAT/JPY
・SOL/JPY
・FTT/JPY
・DOT/JPY
【BTCマーケット】
・ETH/BTC
・XRP/BTC
・BCH/BTC
・QASH/BTC
【ETHマーケット】
・QASH/ETH
【QASHマーケット】
・XRP/QASH
【USDマーケット】
・BTC/USD
・ETH/USD
・XRP/USD
・BCH/USD
・QASH/USD
【EURマーケット】
・BTC/EUR
・ETH/EUR
・XRP/EUR
【SGDマーケット】
・BTC/SGD
・ETH/SGD
・XRP/SGD
・BCH/SGD
・QASH/SGD
【HKDマーケット】
・BTC/HKD
・ETH/HKD
【AUDマーケット】
・BTC/AUD
・ETH/AUD
・QASH/AUD
暗号資産のレバレッジ取引
暗号資産のレバレッジ取引サービスでは、日本円で証拠金を預け入れることによって預けた証拠金の最大2倍に相当する金額の暗号資産取引を行うことができます。Liquidのレバレッジ取引サービスの証拠金タイプは「クロスマージン」となっており、「両建取引」にも対応しています。
レバレッジ取引の取引画面も、現物取引と同じように自分の好きなようにカスタマイズすることができ、トレンドラインを引いたり、様々な種類のインジケーターを表示させたりすることが可能です。
Liquid(リキッド)のレバレッジ取引サービスで提供されている取引ペアは、2022年4月時点で以下のようになっています。
・BTC/JPY
・ETH/JPY
・XRP/JPY
クイック販売所
クイック販売所は、日本円/暗号資産・暗号資産/暗号資産といった様々な組み合わせで、複数の暗号資産を簡単に売買することができるサービスであり、支払い通貨と受け取り通貨を選択するだけですぐに暗号資産を取引できるシンプルなデザインで設計されています。
同サービスは「Liquidが取り扱っている全ての銘柄」に対応しており、それら全ての通貨を自由に組み合わせて取引することができるため、組み合わせパターンは70種類を超えています。
ビットコインからイーサリアムへ資産を移動したい時には、クイック販売所で「支払い通貨をビットコイン・受け取り通貨をイーサリアム」に設定する事によって、ビットコインを直接イーサリアムに交換することできるため、日本円を介さないことによって”手数料の削減”も期待することができます。また、日本円で暗号資産を売買することも可能です。
各種手数料
現物取引手数料
手数料種類 | BTC/JPYおよびQASH通貨ペア (QASH/JPY, QASH/BTCなど) |
アルトコインを含む BTC/JPY以外のペアで QASHを含まないもの |
取引手数料 | 無料 | 0.05%(QASHでの支払い) 0.1%(QASH以外での支払い) |
差金決済取引手数料
手数料種類 | BTC/JPY | アルトコインを含む BTC/JPY以外のペア |
取引手数料 | 無料(*1) | 無料(*1) |
ポジション管理料 | 0.1%/日(*2) | 0.1%/日(*2) |
ロスカット手数料 | 0.2%(*1) | 0.2%(*1) |
入出金手数料
手数料種類 | 法定通貨 | 暗号資産 |
入金手数料 | 無料(*3) | 無料 |
出金手数料(*5) | 700円(*3) | ネットワーク状況に応じて変動 |
暗号資産の誤入金回復手数料(*4) | – | 1.入金数量の10% 2.処理手数料:500QASH |
(*1)ロスカット処理を行った場合には、数量×決済価格(closed価格)×0.2% が取引手数料として発生します。
(*2)ポジション管理料は、日本時間の午前1時、午前9時、午後5時のそれぞれの基準時を繰り越す度に支払いが発生します。なお、一回あたりの支払い手数料は0.1%の3分の1となります。
(*3)銀行手数料はユーザー負担となります。
(*4)暗号資産誤入金の回復処理は、ブロックチェーン等の状況によってはできない場合がありますが、「2. 処理手数料」は、理由の如何によらず返金されません。 誤入金が5,000米ドル相当額未満の場合は対応してもらうことができません。QASHを保有していない場合は、QASHを購入した上でお支払いください。
(*5)Liquidアカウント間の暗号資産出庫手数料はすべて無料です。
出庫手数料の詳細はこちら
Liquid(リキッド)のメリット
取り扱う取引ペアが豊富
Liquid(リキッド)は日本国内のその他の暗号資産取引所に比べると、提供する取引ペアが非常に豊富です。Liquidでは、取引画面も自由にカスタマイズすることができるため、暗号資産のトレードをメインに行っている方には魅力的な取引所であると言えるでしょう。
キャッシュ(Qash/QASH)の取引が可能
Liquid(リキッド)は暗号資産「キャッシュ(Qash/QASH)」を取引することができる日本唯一の暗号資産取引所です。QASHは、Liquidが現在開発を進めている「Liquid Platform(リキッド・プラットフォーム)」での活用にも期待されている暗号資産であるため、今後の動向にも注目です。
レバレッジ取引のサービス内容が充実している
Liquid(リキッド)はレバレッジ取引のサービス内容が充実しているため、下落相場なども活用して積極的にトレードしたい方にも魅力的な取引所となっています。ただし、レバレッジ取引には現物取引よりも大きなリスクが伴うため、実際に利用する場合には注意が必要です。
Liquid(リキッド)のデメリット
取り扱う暗号資産がやや少ない
Liquid(リキッド)は取引ペアの種類が豊富ではあるものの、取り扱っている暗号資産の種類はそれほど多くありません。代表的な暗号資産はLiquidでも取引することができますが『比較的新しいその他の暗号資産も取引したい』という場合などにはその他の暗号資産取引所を利用する必要があります。