DeCurret(ディーカレット)は2020年10月8日に、同社が構築しているブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・管理するプラットフォームをTIS株式会社のID決済プラットフォームと接続し、若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会が10月6日から開始した観光活性化企画「極上のはしご酒」のデジタルクーポンを発行したことを発表しました。
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観光活性化企画で「デジタルクーポン」の仕組みを提供
DeCurret(ディーカレット)は2020年10月8日に、会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会が10月6日から開始した観光活性化企画「極上のはしご酒」のデジタルクーポンの仕組みを、TIS株式会社のスマートシティ共通決済サービス「ID決済プラットフォーム」と連携して、会津若松市の地域ウォレット「会津財布」上で利用できるサービスとして提供したことを発表しました。
TIS株式会社が提供する「ID決済プラットフォーム」はスマートシティにおけるデータ連携基盤(都市OS)と連携して住民IDの認証をし、住民IDを用いた”ID決済”が行えるプラットフォームであり、会津若松市の地域ウォレット「会津財布」は利用者情報・決済手段・生活を便利にするサービスを利用者自身の生活スタイルに合わせて利用でき、同時に地域サービスを地域住民だけでなく、観光客・ビジネス客などのビジターにも提供できるスマートフォンアプリケーションサービスとなっています。
「極上のはしご酒」は、会津若松市内宿泊者向けに提供されている1,000円で会津のお酒や郷土料理などを楽しめるナイトタイムエコノミー活性化企画であり、クーポン付きパンフレットをデジタル化することによって、スマホアプリ「会津財布」上で参加店舗を地図検索したり、混雑状況を確認したり、クーポンを購入・利用したりすることが可能です。
ディーカレットは今回、自社で構築している「ブロックチェーン上でデジタル通貨を発行・管理するプラットフォーム」をTIS株式会社の「ID決済プラットフォーム」と接続して、「極上のはしご酒」におけるデジタルクーポンの発行・管理を行っています。
「極上のはしご酒」の特徴・利点
「極上のはしご酒」の特徴としては『旅行前や旅行中に全国からインターネット経由でアクセスできる』という点が挙げられており、
・デジタルクーポンの利用記録をデジタルで残せること
・接触を避けながら手軽に決済できること
・決済端末などの設置が不要で導入・運用がしやすいこと
なども利点として挙げられています。
さらに「ID決済プラットフォーム」が有している”決済・行動データ分析機能”を活用することによって、実施主体者や参加店舗に分析結果を還元することも可能で『施策効果の可視化、企画の改善、店舗のメニュー開発などに活かすことができる』とも説明されています。
「極上のはしご酒」におけるデジタルクーポンの取り組みは、2020年10月6日〜2020年11月30日までの期間にかけて実施されており、クーポンを利用したい場合には「AppStore」から「会津財布」をダウンロードして、アプリ中の利用可能なサービスの中から「極上のはしご酒」を選択することによってクーポン購入・対象店舗の地図検索・サービスメニュー表示などが行えるようになっています。
ディーカレットは今後もデジタル通貨プラットフォームの事業化を通じて「地域通貨やデジタルクーポン、様々なデジタルバリューの発行・流通交換サービス、既存の決済サービスへの価値移転」などといった、デジタル通貨による利便性の高いサービスを提供していく予定だと語っています。