暗号資産取引所「Gate.io(ゲート)」が、指紋認証機能を搭載したハードウェアウォレット「Wallet S1」をリリースしたことが明らかになりました。このウォレットは最初に中国市場向けに販売されていますが、今後3〜4ヶ月ほどで中国以外の国でも販売が開始される予定だと伝えられています。
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ハードウェアウォレット「Wallet S1」リリース
世界中で100万人以上のユーザーに利用されている暗号資産取引所「Gate.io(ゲート)」は、指紋認証機能を搭載したハードウェアウォレットである「Wallet S1」を中国市場向けにリリースしたことを発表しました。
「Wallet S1」はポケットに収まるコンパクトなハードウェアウォレットとなっており、デバイスには指紋認証を行うためのディスプレイに加えて通常のディスプレイも搭載されており、BTC・ETH・EOSなどといった主流の暗号資産に加えて、数千種類のトークンにも対応していると説明されています。
「Wallet S1」の公式サイトによると、同ウォレットがサポートする暗号資産の種類は10,000以上にのぼるとされています。
日常的な取引も指紋認証で簡単に
「Wallet S1」のユーザーは、デバイスをパソコンやAndroidスマートフォンに同期することによって、指紋認証機能を使用してトランザクションを承認することができるされています。
このウォレットは一般的なハードウェアウォレットと同様にインターネットから分離された状態で暗号資産を保管することができるため、より安全に暗号資産を保管することができ、指紋認証機能が搭載されていることによって日常的な取引に使用する際にも便利なデバイスになっていると説明されています。
また、エンタープライズレベルのユースケースとしては『デバイスをGateChainのVaultアドレスと組み合わせて使用することによって、セキュリティをさらに強化することができる』とも説明されています。
「Gate.io」の最高マーケティング責任者であるMarie Tatibouet氏は今回リリースされた「Wallet S1」について『総当たり攻撃を検出した時に自動で初期化することができる、指紋認証アルゴリズムを搭載した最初のハードウェアウォレットである』と説明しています。
「Wallet S1」の価格は1台あたり約50ドル(約5,300円)となっており、今後3〜4ヶ月ほどで中国以外の国でも販売が開始される予定だと伝えられています。